教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
にんじんとヨーグルトで体が喜ぶ一品に
今回は、朝の新メニューとしてさまざまな悩みを解消できる「にんじんのヨーグルト漬け」をご紹介します。切って混ぜるだけ、材料もにんじんとヨーグルトがあればできるレシピです。
にんじんのヨーグルト漬け
にんじんのヨーグルト漬けは、手のひらに乗るぐらいのココットに一杯分ぐらい召し上がってみてください。にんじんのヨーグルト漬けには、うれしい効果が3つあります。
- 腸内環境を改善する:にんじんの食物繊維とヨーグルトの乳酸菌や善玉菌を一緒に取ることで、腸内環境を整えるのに役立つ。腸内環境がよくなると幸せ感を運ぶセロトニンが作られ、心の健康にも役立つ。
- 糖化予防:ベジファーストでこちらを先に食べると、にんじんの食物繊維が血糖値上昇を抑える。またヨーグルトのたんぱく質がインスリンの分泌量を増やすGLP1(腸管ホルモン)の分泌を促すため、血糖値のコントロールに役立つ。朝に食べると昼食まで効果が継続。
- 骨粗しょう症予防:にんじんにはカロテノイドである、β-カロテンが豊富。目立つ量ではないが、にんじんにはビタミンやミネラルが幅広く含まれる。ヨーグルトに含まれるカルシウムの吸収を助ける栄養素がバランスよく含まれる。
にんじんのヨーグルト漬け
にんじんのヨーグルト漬けは、できたてを食べるとサラダのような感じでもあり、冷蔵庫で漬けるととっても爽やかな漬物になります。保存は、冷蔵庫で4日保存できます。
材料
- にんじん……2本(450g)
- プレーンヨーグルト……200g
- 塩……小さじ2分の1
今回は、ビフィズス菌が入っているヨーグルトを使います。腸活の要となるビフィズス菌を増やすことはとても重要です。豆乳のヨーグルトでも代用できます。ヨーグルトを選ぶ際は、プレーンタイプをご用意ください。
作り方
1.にんじんはヘタを取り、皮ごと細かく刻みます。刻んだにんじんをボウルに入れます。
ポイント
にんじんの皮には食物繊維が多いです。にんじんは皮をつけたまま、よく洗って使用します。
2.1のボウルにヨーグルト、塩を入れ、混ぜ合わせます。
3.よく混ぜ合わせたあとはすぐに食べてもOKです。味をしっかりとなじませたい場合は、冷蔵庫で2~3時間漬けるとできます。冷蔵庫で漬ける場合はボウルのままでも、食品用保存袋に入れてもOKです。
4.器に盛りつけて、できあがりです。
アレンジをして朝食にもおすすめ
そのまま食べてもおいしいですが、以下のようなアレンジ方法もあります。にんじんのヨーグルト漬けを適量加えて、アレンジしてみてください。
- すりごま(好みの量):一段とコクが増して、おいしくなります。美肌効果や若返り効果も期待できる。
- ツナ缶(好みの量):たんぱく質がプラスされ、免疫力アップにも役に立つ。
- 卵(1個分):ヨーグルト漬け(適量)を入れてフライパンで焼くと、オムレツになる。ビタミンやミネラルのバランスがグッとアップして、朝のパワーチャージには最高の一品になる。
いかがでしたか? にんじんをヨーグルトに漬けることで、爽やかさがプラスされます。ぜひ、作ってみてください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。