なすにじゅわっと味がしみた、なすと鶏ひきの炊き込みごはん
大きななすも、炊飯器で炊けばとろり。
ヘタまでしゃもじで取れるほど柔らかく炊き上がるから、なすは丸ごと炊き込んでしまいましょう。
鶏むねのうまみとごま油の香りをプラスして、風味も栄養もいっぱいのなすごはんごはんが完成します。
なすの栄養を丸ごとごはんにしみこませる
水分を放出して体温の調節をしてくれるカリウムや免疫力をあげるポリフェノールなど、なすの栄養は夏の体をととのえてくれる成分ばかり。
ただ、水溶性の栄養分が多いので、切って調理をすれば切り口からどんどん栄養が溶け出してしまいます。
その栄養をむだなくお米に吸わせる炊き込みごはんは、栄養補給の意味でも理にかなっているのです。
疲労回復効果のある鶏むね肉を加えて、旨みを追加。なすに含まれるグアニル酸+鶏むねのイノシン酸と旨み成分の掛け合わせで旨味もぐんとアップします。
なすと鶏ひきの炊き込みごはん(調理時間3分+炊飯時間)
材料(4人分)
米……2合
なす……1〜2本
鶏ひき肉……50g
麺つゆ(3倍濃縮)……大さじ3
ごま油……小さじ2
作り方
1. なすの表面に竹串などで穴を数カ所あけます。
2.米になすと鶏ひき肉をのせ、麺つゆをひき肉にかけるように加えます。
3. ごま油をなすにかけるように回しかけ、スイッチを入れて普通に炊飯します。
4. 炊き上がったらなすのヘタをとり、なすをざく切りにして全体を混ぜます。
ごま油も加えて、なすの旨みをさらにアップ
なすは90%以上が水分ですので、みずみずしくおいしいのですが、ともするとべちゃっと水っぽくなってしまいます。なすと相性がよい油を組み合わせるのがおすすめです。
なすにかかるようにごま油も回しかけ、なすをくっきりみずみずしく仕上げましょう。
しょうがを加えるとなおよし
もうひといき手を加えたいときには、千切りやみじん切りのしょうがを加えて。
なすや鶏ひき肉の味が引きしまります。
今回は大きななすを1本使っていますが、小さめのなすの場合には2本を炊きこんでくださいね。