教えてくれたのは……小林青果株式会社
創業以来70年以上にわたり、北九州中央卸市場にて青果の生産者と小売店舗のバイヤーを結ぶ仲卸業を営む小林青果株式会社。九州各県だけでなく、全国各地から旬の食材や特性の強い商品を仕入れ、お客様へお届けしている。安全で安心できる食品の提供はもちろん、作り手の思いや熱量、消費者の期待、販売店の信頼を大切にしている。
オクラの正しい洗い方と下処理方法
オクラは、ネバネバとした食感と栄養価の高さで知られる夏野菜です。日本では特に夏に旬を迎え、さまざまな料理に活用できることから、よく購入する方も多いと思います。
オクラを美味しく食べるためには、適切な洗い方と下処理が重要です。オクラの基本的な下処理方法をご紹介します。
洗い方
1. 表面の汚れを水で洗い流します。
2. 軽く塩をまぶし、手でこすり合わせてうぶ毛を取り除きます。
3. 塩とともに、うぶ毛を水で洗い流します。
口当たりをよくするには下処理がポイント
ヘタの先端を少し切り落とし、ガクのふちを剥きます。ヘタとガクを処理することによって、口当たりが良くなります。
オクラを美味しく食べる調理方法
オクラは、加熱しすぎると食感や味が損なわれてしまいます。それぞれの調理方法のポイントも併せて押さえておきましょう。
茹でる場合
鍋に水を沸かして塩を加えた後、オクラを入れて1分半から2分茹でます。その後、冷水にさらして冷やし、水気をしっかりと切ります。
電子レンジで調理する場合
下処理をしたオクラに切り込みを入れ、耐熱皿に並べてラップをします。切り込みを入れるのは、破裂を防ぐためです。
スーパーで販売されているオクラは1本約10g程度です。オクラ100gに対して500Wの電子レンジで1分50秒加熱します。600Wの場合は1分30秒が目安です。
加熱が足りない場合は、10秒単位の調整をおすすめします。
生で食べる場合
意外と知られていないかもしれませんが、じつはオクラは生で食べることも可能です。その場合は、上記でご紹介した洗い方と下処理をおこなってください。洗う際は、しっかりと汚れを落としましょう。
食べきれない場合は、冷凍保存もOK
一度に食べきれずに余る場合は、生の状態のまま冷凍保存するのがおすすめです。
よく洗って下処理をしたオクラをラップに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。冷凍期間は2~3週間が目安です。冷凍したオクラを使うときは、そのまま加熱料理に使いましょう。カットが必要な場合は、取り出してから室温で数分おくと包丁が入りますよ。
夏のさっぱりおかずに重宝する旬の「オクラ」。ご紹介した下処理方法や調理方法で、ぜひたくさん食べてくださいね!