もう失敗しない。夏の快眠にマストな「ひんやり敷きパッド」の“賢い選び方”

家のこと

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2024.08.11

暑くて寝苦しい夜に欠かせないのが、触れたときにひんやり感じられる“敷きパッド”。購入してみたものの、「思ったほど快適ではなかった」「毛玉ができて長持ちしなかった」という残念な経験をしたことはありませんか? そこで今回は、株式会社ベネクス 商品企画部の井口さんに「選ぶときのポイントと正しい洗濯方法」を教えていただきました。

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教えてくれたのは…株式会社ベネクス 商品企画部 井口さん

商品企画部の生地開発担当として生地の開発・品質管理を担当し、「心地いい」をキーワードに生地の開発に取り組む。常にお客様の声に耳を傾け、改善を繰り返しながら長く愛されるモノづくりを目指している。

快適な「ひんやり敷きパッド」の選び方

蒸し暑い夜に快適に眠るためには、ベッドまわりの環境を整えることが大切です。

そこで役立つのが、接触冷感の敷きパッドです。その多くはポリエステルやナイロンなどの化学繊維で作られており、汗を吸収してくれます。しかし、吸収量には限界があるため、シートの表面に汗が残ることもあります。

快適な敷きパッドを選ぶためには、以下のポイントを押さえておくとよいですよ!

「手を置いたまま」にしてチェックする

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接触冷感の敷きパッドは、瞬間的な触り心地だけではなく、数秒間手を置いて熱や汗の逃げ方を確認することをおすすめします。

触れた瞬間のひんやり感も大切ですが、吸収した熱がどれだけ逃げるのか、吸った汗を拡散してくれるのかも重要です。寝返りをうったときに熱や汗をすばやく逃してくれるといいので、サラッとしていて通気性のよいものを選ぶと、快適さがアップすると考えられます。

手を置いたままにしたときに、はじめはひんやりするけれど、そのうちじんわりと熱がこもってペタッとするようなものは、時間が経ったときに不快を感じることも。さまざまな敷きパッドを実際に触って確かめてみてください。

敏感肌の方は綿素材がおすすめ

サッカー生地▲サッカー生地 
画像提供:(株)ベネクス

最近では、夏用の綿の敷きパッドも見られるようになりました。敏感肌でかぶれやすい、荒れやすいなど、化学繊維が肌に合わない場合は、綿のサッカー生地などサラッとしたものを選ぶとよいと思います。

敷きパッドの毛玉を防ぐための正しい洗い方

敷きパッドに毛玉がついてしまい、困っている方も多いのではないでしょうか。
ポリエステルやナイロン素材の敷きパッドに必ずしも毛玉ができるわけではありませんが、編み目の密度が粗い場合や、ほかの寝具との素材の組み合わせがよくない、摩擦が多い場合などに、毛玉ができることがあります。

ポリエステルやナイロンなど長い繊維からできている素材の敷きパッドについた毛玉は、ほかの素材よりも毛玉が絡むと繊維がほどけにくいため、取り除きにくいです。無理やり引っ張ってしまうと、ほつれて生地が傷んでしまうので注意してください。

毛玉をできにくくするためには、摩擦を最小限に減らすことが必要です。洗濯時には、2つのポイントを押さえておきましょう。

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ポイント1.単独で洗う

ほかの洗濯物と一緒に洗うと、摩擦が起きる可能性が高くなります。敷きパッドは、単独で洗うのがおすすめです。

ポイント2.表側を内側にして洗濯ネットに入れて洗う

表側を内側にして折り畳み、洗濯ネットに入れて洗うことで摩擦が起きにくくなります。これで、肌に触れる部分を守ることができますよ。

できてしまった毛玉は引っぱって取ろうとせず、ハサミで切ったりI字型のカミソリでやさしくそったりして取り除いてください。

適切な敷きパッドを選び、長持ちさせるためにはより良い洗濯方法を知っておくことが大切です。快適な夏の睡眠を確保するためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

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