教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
ネバネバ野菜の代表
今回は、オクラのネバネバ効果を最大限に活かすレシピをご紹介します。オクラはネバネバ野菜の代表です。オクラの種やヘタにはポリフェノールが多く含まれており、生活習慣病の予防に役立ちます。オクラの栄養は、以下の通りです。
- ネバネバ成分:ネバネバの素はペクチン、ガラクタン、ムチンなどの水溶性食物繊維。腸内細菌によって短鎖脂肪酸というものを作り出す。それによって腸内環境が整い、善玉菌が住みやすくなる。血管を守るのに役立つ。コレステロールの吸収を抑えたり、血糖値の急上昇を抑えてくれたりする効果がある。
- 豊富なβカロテン:夏場の紫外線ケアや疲労回復に役立つ。
- カリウム:カリウムも多いので、ナトリウムの排出を促して、高血圧の予防に役立つ。
「オクラのそうめん」の作り方
今回は血管を守り、さまざまな病気の予防に役に立つ食べ方にフォーカスします。「オクラのそうめん」は食事の一番始めに食べるのが効果的です。細く切ってネバネバを十分に引き出すことで、いつもと違うおいしさが味わえます。
材料
- オクラ……10本程度
- 麺つゆ……適量
- おろししょうが……適量
- みょうが(輪切り)……1本分
- すりごま……適量
- 塩……少々
今回はみょうがやしょうがを準備していますが、ネギや大葉など好みの薬味を使ってください。
作り方
1.オクラを水できれいに洗います。今回は丸ごとオクラを使うので、このままゆでていきます。
※オクラは塩を振って板ずりをして洗うと表面の毛が取れる方法がありますが、今回は柔らかめにゆでて細かく細く切るので、気にならない程度であればそのまま使っていきます。
2.鍋に水を入れて沸騰させ、塩を加えます。1分~1分半程度ゆでます。オクラのヘタの部分を指で押えて、キュッっと音がしたら、火を止めてザルにあげます。
※塩を入れてオクラをゆでると、色がきれいにしあがります。
3.オクラのヘタを切り落とさないで、縦に細切りにしていきます。気になる場合は、オクラの切り口の茶色くなった部分を少しだけ包丁でそいでください。
4.器にオクラ、みょうが、しょうが、すりごまを盛りつけます。麺つゆをかけて、できあがりです。
いかがでしたか? ゆでた肉やエビをトッピングしたり、梅肉ダレと合わせたりするのもおすすめです。ぜひ、作ってみてください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。