電気代に差がでる。「エアコン」の節電につながる“3つお手入れスポット”

家のこと

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2024.07.25

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。梅雨が明けて、本格的な夏がやってくると心配なのが、エアコンにかかる電気代。ここでは、掃除すると節電になる「エアコンのお手入れスポット」についてご紹介します。

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フィルター

エアコンのフィルター出典:stock.adobe.com

エアコンは部屋の暑い空気を吸い込んで、冷やした空気を室内に戻すしくみです。そのため、エアコンフィルターにホコリが積もっていると、空気の循環が悪くなり電気代がかさみます。
ダイキンの調査結果によると、フィルター掃除をしないと消費電力が約25%増える場合があることが分かっています。
フィルターが汚れていると空気中にカビやホコリが舞い散って、アレルギーの原因になるリスクも……。夏の電気代と健康のためにも、2週間に一度のペースでフィルターのホコリを取り除きましょう。汚れがひどい場合は、水洗いするときれいになります。

『エアコンのフィルターを1年間掃除しないと消費電力量が約25%増加する場合があることが試算されています。』

参考:ダイキン工業(株)フィルター掃除と室外機周辺の片付けによるエアコンの節電効果を検証
https://www.daikin.co.jp/press/2022/20220809

室外機

エアコンの室外機出典:stock.adobe.com

室外機は、部屋の空気から熱を取り除く大切な役割。エアコンでいう心臓とも呼ばれる部分です。
そんな室外機が汚れたままだと、熱の排出が妨げられて電気代がかさみます。
室外機の外側をぞうきんで拭き取り、フィンの部分は掃除機につけたブラシ部分だけが触れるようにやさしくゴミを吸い取りましょう。細かい汚れは歯ブラシを使うと落としやすいです。掃除の際は事故につながる可能性があるため、室外機は決して動かさないようしましょう。

ドレンホース

ドレンホース出典:stock.adobe.com

エアコン内部で発生した結露水を排出する、ドレンホース。じつはここも、室内から取り込んだホコリやカビ汚れで詰まることがあります。
ドレンホースに詰まりが発生すると、エアコンの寿命が縮まるだけでなく、冷房効率が悪くなり電気代がかさむ原因になるため注意が必要です。
ドレンホースは割りばしと布を使い、ホースの出口に溜まった汚れを取り除くことできれいになります。エアコンの誤作動を防ぐため、作業を始める前にエアコンの電源を切ってコンセントを抜いてください。ただし、ホース内の汚れを徹底的に落とすのなら、専門業者に依頼すると安心です。

エアコン掃除で節電につなげよう

内部クリーニングなど専門業者しか手がつけられない場所もありますが、日頃のお手入れでも節電効果は抜群です。
エアコンフィルター・室外機・ドレンホースをチェックして、汚れを溜めない習慣をつけましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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