教えてくれたのは……島本美由紀さん
家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」、エコの観点から食品保存や冷蔵庫収納を提案する「食品ロス削減アドバイザー」、「冷蔵庫収納&食品保存アドバイザー」として活動しYouTube「島本美由紀のラク家事CH」では家事がラクになるアイデアを発信中。
おいしさを保つ保存方法とは?
今回ご紹介をするのは、バターの保存方法です。パンやお菓子などさまざまな料理に使われているバター。バターは基本的に日持ちがしやすい食品ですが、開封すると空気や光に触れて酸化し、風味も劣化していくので保存方法を間違うとおいしくいただけません。
常温での保存方法
保存の目安1.未開封のバター
未開封のバターを冷蔵するなら、保存期間は半年。温度変化の少ないチルド室で保存しましょう。
保存の目安2.開封したバター
開封したバターは空気や光に触れるので劣化しやすく、周りの匂いを吸収する性質があるので、銀紙は外さずに保存するのがポイントです。
空気に触れないように包み直し、その上からラップで包みます。そしてジッパーつきの保存袋やふたつきの密閉容器に入れて保存すると、匂い移りが防げます。開封したバターも温度変化の少ないチルド室で保存してください。
保存の目安3.銀紙を外したバター
銀紙を外してしまったバターはラップでしっかり密閉し、その上からアルミホイルで包み、保存袋や保存容器に入れて保存しましょう。バターは光によっても酸化してしまうので、ラップの上からアルミホイルで包むことで劣化を防ぎ、おいしく長持ちします。
おすすめの保存方法
バターをひと口大に切って冷蔵するのも便利ですが、風味が落ちるのが早いので密閉容器に入れて保存し、切り分ける量は少なめにしてください。保存するときにクッキングシートを挟むとバターが取りやすいですよ。開封したバターは期限に関わらずなるべく早めに食べきりましょう。
冷凍での保存
正しく冷凍保存すれば、冷蔵で保存するよりも長くおいしく保存ができます。使わない分は、購入したらすぐに冷凍しましょう。
保存の目安1.未開封のバター
未開封のバターなら、このまま冷凍用保存袋に入れて冷凍すれば、保存期間は1年。
保存の目安2.開封したバター
開封して半分残ったバターなどは、冷蔵と同様に銀紙でしっかり包み直してからラップで包み、冷凍用の保存袋に入れ空気を抜いて冷凍室で保存します。こちらも保存期間は1年。
バターをブロックで冷凍した場合は、あらかじめ冷蔵室で解凍してから使ってください。ちなみに解凍したバターの再冷凍は、品質や風味が落ちてしまうのでNGです。解凍したモノは早めに使い切りましょう。
保存の目安3.小分け冷凍
そして小分けに切って冷凍するのもおすすめです。あらかじめ小分けにしておくことで料理に使う際に切り分ける手間が省けます。トーストや炒め物などに使う場合は10gに切り分け、お菓子などで使う場合は30g~50gに切り分けるなど、用途別に大きさを切り分けておきましょう。
バターを切り分けたら1個ずつラップで空気が入らないように包み、その上からアルミホイルで包んで冷凍用の保存袋に入れます。最近はアルミタイプの保存袋なども売っているので、ラップで包んだモノをこのまま入れてもオッケーです。長持ちさせたい場合は、迷わず「冷凍貯金」しておくことをおすすめします。
いかがでしたか? 今日はバターの保存方法ご紹介しました。ぜひ、試してみてください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。