1.詰め込みすぎ
クローゼットの引き出しや、収納ケースの中にモノをぎゅうぎゅうに詰め込みすぎていませんか? 部屋をスッキリと片付いた空間にするために、収納の中にモノを詰め込みすぎると、空間はスッキリと片付いた状態にはなりますが、実際の暮らしの中で詰め込みすぎている引き出しの中から、お目当てのモノを取り出す作業は面倒ですし、戻す作業はさらに億劫になります。
収納の中は、8割くらいのモノの量に抑えて余白を持たせておくと、取り出しやすく戻しやすい収納が叶います。収納の中は詰め込みすぎないように注意しましょう。
2.蓋つきの収納アイテム
100均をはじめ、さまざまな種類の便利な収納アイテムが豊富にありますが、なかでも蓋つきの収納アイテムは、一見便利そうですが使いこなせていないことがほとんど。蓋を開けて、お目当てのモノを取り出し、蓋を閉めるという一連のアクションが多く面倒なので、蓋がついていても実際の暮らしでは蓋はされずに放置されているケースが多いようです。
収納スペースが限られていて、重ねて収納したいケース以外は、思い切って蓋なしの収納にするほうが使い勝手がよくなります。蓋の取り扱いについて一度検討してみてください。
3.隠す収納
白い収納ケースやオシャレなかごなどにモノをしまう隠す収納は、空間がスッキリと見えて片付いて見えますが、収納の中に何が入っているか、ラベリングをしないとわからないので、小さいお子さんや片付けが苦手な方にとっては、片付けのハードルが高くなってしまいがち。
使用頻度の高いモノの収納に隠す収納を活用するのは、あまりおすすめできません。使用頻度が低いモノの収納には隠す収納を活用し、使用頻度の高いモノの収納には見せる収納を活用するようにして、バランスよく使い分けることができれば理想的です。
片付けは日々の暮らしをラクに行うための手段なので、SNSの素敵な収納に憧れて、片付けることが目的になってしまうのではなく、どんな収納にすれば日々の暮らしがラクになるか、使い勝手がよくなるかという視点で、片付けの仕組みをつくってください。
私が実践してみて感じた、実は使いにくいNG収納をご紹介しました。片付けや収納の情報やノウハウが、自分自身にフィットするかどうかは実践してみないと分からないもの。片付けも日々トライ&エラーです。「どうやったら日々の暮らしがラクになるかな?」と難しく考えず気軽にチャレンジしてみてくださいね。