教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
作り置きおかずで忙しい朝を乗り切ろう
今回は夏疲れを予防し、免疫力を高める朝食のための作り置きおかずを紹介します。ポイントは高たんぱく×抗酸化です。朝に取ることで疲れにくくなったり、美容にうれしい効果がたくさんあります。作り置きなら、忙しい朝にも助かります。お弁当のおかずや夕飯のおかずにも重宝する一品です。
暑い季節に特に意識したいポイントは、以下の3つです。
- 腸を健康に保つ:食物繊維や発酵食品を積極的に取る。
- 朝にたんぱく質を取る:体温の上昇を促し、免疫力を高め、疲れにくい効果がある。
- 抗酸化物質をしっかり取る:疲れの原因や紫外線ダメージである活性酸素を除去し、免疫力の低下を防ぐ。
「まいたけと小松菜の炒り豆腐」の作り方
免疫力アップに重要なビタミンDや食物繊維が多いまいたけに、大豆たんぱく質を組み合わせました。骨の健康にカルシウム豊富な小松菜を加え、不足しがちな栄養も補給できる、和朝食におすすめの一品です。
材料
- 木綿豆腐……1丁(350g)
- まいたけ……1株
- 小松菜……2分の1束
- 油揚げ……1枚
- 米油……適宜
- みそ……大さじ2
- みりん……大さじ2
- 粉末だし……小さじ1
豆腐は、絹ごし豆腐よりたんぱく質が豊富な木綿豆腐がおすすめです。
作り方
1.木綿豆腐は軽く水切りをするので、キッチンペーパーに包んで置きます。小松菜はきれいに洗い、食べやすい大きさ(3~4cm幅)に切ります。まいたけは食べやすい大きさに包丁で切ります。油揚げはキッチンペーパーで包んで軽く押さえて油を抜き、短冊切りにします。
2.フライパンを中火にかけて、米油を入れ、小松菜とまいたけを炒めます。
3.豆腐を包んでいたキッチンペーパーを外し、手でちぎりながらフライパンに加えます。
4.油揚げを加えて、豆腐を切るように細かくしながら全体を炒めます。
5.全体が混ざったら、みそ、みりん、粉末だしを加えて、混ぜ合わせます。
6.器に盛りつけて、できあがりです。
いかがでしたか? 朝食に添えるだけでバランスもよく、朝から元気をしっかりチャージできます。朝から料理をするのは大変なので、作り置きを活用して元気な1日のスタートが切れたらよいですね。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。