ビタミンCがレタスの約4倍!「免疫力」を高める“野菜”の特徴3つ【冬の風邪対策】

料理・グルメ

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2024.12.01

本格的に寒くなってきた今日この頃。今年の冬は寒さが厳しいという予報も発表されており、体調を崩さないためにも「からだを温めること」が大切です。そこで今回は、「冷え」対策としてからだの内側からアプローチする食材について教えていただきました。毎日の食事の参考にしてみてください!

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教えてくれたのは……仁田友香(にった ゆか)氏

管理栄養士専攻大学卒業後、キユーピー株式会社に入社。入社後は研究開発本部にて、病院施設向けの病者用食品及び高齢者向けの商品延べ100品以上の開発に従事。自治体向けの講演活動も行っており、食と健康に関わる活動を推進中。 

からだの内側を温める食材の特徴

手足が冷える出典:stock.adobe.com

からだの冷えは万病のもとと言われており、肌のくすみや乾燥、髪のパサつきといった美容への影響や、肩こり、頭痛、むくみといった辛い症状にもつながります。
冷えの対策の一つとして、からだを内側から温める食材を食べるようにしましょう!

からだを温め、免疫力を高める野菜の特徴は3つあります。

  1. 土の中で育つ根野菜 
  2. オレンジ色・赤色・黒色などの色が濃い野菜、緑黄色野菜 
  3. 冬が旬の野菜 

「温活」「免疫力向上」がかなう野菜6選 

野菜出典:stock.adobe.com

1.にんじん 【根野菜】

1年を通してスーパーで手に入りやすい食材ですが、主な旬は秋と言われています。 
β-カロテン(ビタミンA)を豊富に含んでいます。
また、カリウムやビタミンC、食物繊維など、からだの調子を整えるのに必要な栄養素を多く含んでいます。 

2.ごぼう 【根野菜】

1年中手に入りやすい食材ですが、主な旬は春と秋と言われています。 
野菜の中でも食物繊維の含有量はトップクラス。腸内環境を整え、便秘解消や便秘予防の効果が期待できます。 
また、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質も豊富に含まれていて、免疫力を高めることにつながります。

3.かぼちゃ 【緑黄色野菜】

秋の味覚の代表格。かぼちゃに含まれるβカロテンは、体内で必要に応じビタミンAに変わります。のどや鼻などの粘膜の新陳代謝を高めることでウイルスから体を守る、この時期に意識してとりたい栄養素です。
抗酸化物質であるビタミンEも含まれ、血行促進作用によりからだを温めるはたらきもあります。

4.小松菜 【緑黄色野菜】

秋から冬が旬と言われていますが、1年を通して比較的安く買うことができる家計の味方です。 
野菜の中でトップクラスの鉄分を含むため、貧血予防に役立ちます。 
アクの成分であるシュウ酸が少ないため、下茹でせずにそのままサラダとして生で食べることがおすすめです。

5.ブロッコリー 【緑黄色野菜】

野菜の中でも、トップクラスに豊富な栄養を含んでいます。
中でも、たんぱく質が他の野菜に比べて豊富。もちろん各種ビタミンやミネラルも含んでいて、免疫力アップも期待できます。 

6.白菜 【冬が旬の野菜】

冬が旬で、これからどんどん手に入りやすくなっていく野菜。
免疫力維持に役立つビタミンCが、レタスの約4倍も含まれており、風邪予防の効果が期待できます。
カリウムも豊富に含まれているため、むくみの解消にも役立ちます。
ビタミンCやカリウムは水溶性のため、火を通すと水に流されやすいため、サラダとして生で食べることがおすすめです。

今回紹介した食材を積極的に摂り入れ、厳しい寒さを乗り切っていきましょう!

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著者

尾治さんプロフィール

尾治

工業高等専門学校の化学系学科卒業後、地方国立大学の文系学部へ編入。その後同大学大学院へ進学し修士課程修了。IT企業に勤める傍ら、大学予備校で小論文の講師を行う。情報の正確性や言葉に向き合うことを志し、現在校正者、校閲者として独立。

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