「キッチンの排水口」の“ヘドロやカビ”を効率的に落とす方法「いきなり洗剤をかけるのはNGだった…!」

家のこと

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2024.12.10

キッチンの排水口をキレイにしようと、「とりあえず洗剤をシュッと吹きかけたらOK」だと思っていませんか? お掃除オーガナイザー 木村由依さんによると、“洗剤を使う前のひと手間”が汚れをより効果的に落とすポイントになるのだそうです。今回は「キッチンの排水口掃除を効率的に進める方法」を教えていただきました。

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教えてくれたのは……木村由依(きむらよしえ)さん

木村由依さん

女性のためのハウスクリーニング「クリスタルミューズ」代表。ハウスクリーニングの専門技術と思考と空間を整理するライフオーガナイズ®のスキルを組み合わせた独自のメソッドでサービスを提供。「掃除・片付け・講師」の 3つのサービスを柱に、お客様の要望に寄り添う丁寧なサービスが人気。テレビや講座など多方面で活躍中。

キッチンの排水口掃除に「いきなり洗剤を使う」のはNG

キッチンまわりは毎日お掃除して常に清潔に保つことが理想的ですが、忙しくて汚れが溜まってしまうこともあると思います。

排水口に溜まった汚れに対して、すぐに塩素系の洗剤を吹きかければよいと思っている方も多いかもしれません。しかし、じつは「洗剤を使う前の下洗い」がポイントです。下洗いのひと手間を加えることで、効率的にお掃除を進めることができますよ!

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排水口の効率的な掃除の手順

ヘドロなどの汚れがついた状態でブラシやハケなどを使うのは、掃除道具自体も汚れてしまうので抵抗がありますよね。

水を流して大まかに汚れを落とす

そうならないようにするために、まずは水を流して汚れを大まかに落としましょう。

ブラシやハケでこする

その次に、水を流しながらブラシやハケでこすり洗いします。ヘドロはやわからい汚れなので、簡単に取り除くことができます。

塩素系の洗剤を吹きかける

ここではじめて、洗剤を使ったお掃除をしましょう。排水口掃除によく使われる台所用漂白剤などの塩素系の洗剤を適量吹きかけ、各商品の表示どおりの時間をおいて流したら完了です。

下洗いによって汚れがある程度取れた状態になっているため、洗剤がより効果的に浸透します。また、塩素系の洗剤は汚れと反応して刺激臭を強めることがありますが、下洗いをすることでその刺激が少なくなり、快適にお掃除できることもメリットですよ。

排水口の「ゴミ受け」は汚れを溜めない工夫を

排水口自体はもちろんですが、ゴミ受けもこまめなお掃除が必要です。生ゴミ臭を発生させないために、ゴミ受けに溜まったものを取り除き、洗う習慣をつけましょう。

小さなハケを常備しておく

キッチンにお掃除用に小さなハケを常に置いておき、サッとこすり洗いするだけでも汚れが溜まりにくくなります。排水口ネットを使っている方はネットを取り替えるタイミングで、使っていない方はゴミを捨てるタイミングで行ってくださいね。

カバーを外して中が見えるようにする

ゴミ受けの上にカバーがあると中のお掃除を忘れてしまいやすくなるため、カバーをあえて外しておくのも、ひとつの策です。

カバーは裏返して乾かす習慣をつける

カバーをしている場合は、裏側にカビが発生しているケースも多く見られます。1日の終わりにはカバーを外して裏返し、ひと晩シンク内で乾かす習慣をつけることをおすすめします。

嫌な臭いを発生させないためにも、ヘドロやカビがつく前に掃除すると簡単です。食事のあとに流水とブラシでサッと汚れを落としておくだけでも、キレイな状態をキープできますよ。

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

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