どんどん増えるタオルは「専用化」すれば捨てなくていい

皆さんは、タオルが増えて困った経験はありませんか？
贈りものやノベルティなど、タオルをいただく機会は意外と多いものです。わたしはフェイスタオルやバスタオルのほかに、タオル地のハンカチもよくいただきます。

わたしはいただいたものを「とりあえず」入れておく”インボックス”というコーナーをつくっています。
ところが、そこがパンパンになるほどタオルが溜まってしまい、途方に暮れたことが……。いただきものも多かったので、捨てるのが「もったいない」と感じてしまったのです。

でも、だいじょうぶ。
捨てなくていいんです。

いろいろ試行錯誤した結果、タオルは「専用化」することで、捨てずに新たな価値を生み出せるアイテムだとわかりました。

「専用化」というのは、そのタオルをほかの用途には使わないこと。

雑巾やウエスにする方法もありますが、今回は、わたしのように面倒くさがりな人におすすめの方法をお伝えします。
なにも手を加えずに、タオルを「分ける」だけで”新しい役割”が生まれるんですよ。

ここでは、日常生活でタオルが必要になるシーン別に、専用化アイディアを紹介していきます。

やや定期的に使うタオルは「持ち出し専用」に

日常的には使わないけれど、特定のシーンで必要になるタオルは「持ち出し専用」として活用するのがおすすめです。

習い事用

プール、書道、絵画など、子どもの習い事に合わせて専用タオルを用意します。フェイスタオルやハンドタオルが向きます。
洗ったあとの収納場所を「習い事のバッグ」にすることで、準備もスムーズに。

お出かけ用

ジムや銭湯、プール、キャンプなど出かけるときの専用タオルです。
フェイスタオルやバスタオルが使えます。習い事と同じように、持ち出す入れ物（バッグなど）をタオルの収納場所にすると、管理も準備もかんたんになりますよ。

使ったら洗って戻す「定位置」タオル

特定の用途でありながら、一度使ったら洗濯してまた使うタオルは、「定位置」を決めておくと便利です。「持ち出し用タオル」よりは、使う頻度が少ない想定です。

ペット用

ペットをお風呂に入れたあと、体を拭くための専用タオル。
毛や汚れがつきやすいため、専用化しておくと他のタオルと混ざらず安心です。

乗りもの用

自転車や車に常備しておくタオルです。

自転車ならハンドタオルサイズがおすすめ。ハンドルにつけられる100均のバッグなどを活用し、つねに常備しておけば、雨の日などサドルをさっと拭けて便利です。

車は、フェイスタオルやバスタオルを置いておくと、急な体調不良や雨、寒さ対策に役立ちます。

いずれも、一度使ったら綺麗にして、元の場所に戻します。
定位置に戻すタオルは「ひと目でそれとわかる柄」が便利。いただきもののタオルだと、同じ柄になりにくいので扱いやすいですよ。それでもわかりにくければ、市販のアイロンでくっつくワッペンを貼り付けて目印にするのもいいですね。

入れっぱなしにする「非常用」タオル

ほとんど使わないけれど、いざというときに役立つのが「非常用」のタオルです。

防災用

防災グッズに追加しておけば、止血や身体の保護など多目的に使えます。わたしは、会社のロゴ入りのタオルをここに入れました。

来客用

使う頻度は低くても、清潔なほとんど未使用のタオルを用意しておくと急な来客時に便利です。
収納場所を決めて、必要なときにすぐ取り出せる状態にしておきましょう。

汚れたタオルは「掃除」に

さて、どんどん増えるタオルは、最終的にはやっぱり処分しないといけません。
たくさん使ってきたタオルは、最後に「掃除」に活用して役目をまっとうさせます。
「生活用から外用」の順番でシフトしていきます。

生活用

床にこぼしたものの拭き取りや、玄関の三和土掃除などに使いましょう。

外用

外壁や室外機の掃除、ガーデニングツールの手入れなどに活用。ほかに、冬場の水道管の寒さ対策として巻き付けるのもいいですね。
汚れても惜しくないタオルを使い切る感覚で使います。

こんなふうにタオルを「専用化」すれば、捨てずに最後まで使い切ることができます。
使い切れないタオルがあるという方は、試してみてくださいね。