NGその1.炊飯器で保温する
一番お手軽なのは、炊飯器の保温機能を使うこと。保温しておけば次に食べるときも温かいまま、すぐに茶わんによそえるメリットもあります。
しかし、長時間ごはんを保存すると、味が落ちたり乾燥したりするデメリットも……。よく炊飯器のごはんが黄色に変色したり、食感がベチャベチャになることがありますが、これも長時間の保温によるケースが多いです。
メーカーや機種によって異なりますが、炊飯器の保温時間は「5~6時間が目安」。すぐに食べる場合を除き、保温しっぱなしは避けましょう。
NGその2.冷蔵保存する
器に入れたりラップで包んだりして、冷蔵庫で保存する人も少なくないでしょう。電子レンジで温めれば食べられるので、保温機能の次に手軽な方法です。
しかし、冷蔵保存はあまりおすすめできません。冷蔵庫は炊く前のお米の保存場所には適しているのですが、炊いたお米の場合はデンプンの劣化が進んでしまいます。
お米を冷蔵保存すると食感が悪くなるため、すぐに食べない場合は避けた方が無難です。
◆意外と知らない【NG保存】の記事も読む:じつは“冷蔵保存NG”な3つの調味料
ごはんは「冷凍保存」がベスト!
中途半端にごはんが残ったときは、1食分(茶碗1杯分)ずつラップに包んで冷凍保存するのが一番です。冷蔵すると劣化するでんぷんも、冷凍なら大丈夫。
炊き上がってすぐに冷凍すると水分が蒸発してしまうため、必ずあら熱をとりましょう。
厚さは2~3cmほどに、しっかり空気を抜いてラップに包むと、電子レンジで温めたときにムラができにくいです。
冷凍したごはんは、約1週間を目安に食べ切ってくださいね。