「味噌の色」変わってない?意外と知らない“変色の理由”と“正しい保存法”「濃くなっても捨てちゃダメ」

料理・グルメ

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2025.05.27

冷蔵庫の奥にしまったまま、いつの間にか色が濃くなった「みそ」。「これって、まだ食べられるの?」と迷ったことはありませんか? そこで今回は、意外と知られていないみその賞味期限の考え方や、風味を保つための保存方法を分かりやすくご紹介します。

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色が濃くなっても捨てないで……!

味噌出典:stock.adobe.com

「見た目の変化=食べられない」とは限りません。みそに関しては、開封後しばらく経って色が濃くなっても、基本的に問題なく食べられます。
この変色は、メイラード反応と呼ばれるもの。みその原料に含まれるアミノ酸と糖が反応して起きる現象で、時間の経過や保存状態によって進みやすくなります。

食べられるけれど風味は落ちる

変色したみそを食べても、身体に害はありません。しかし、風味や香りがやや落ち、酸味が出ることもあります。
わたしも実際に使ったことがあるのですが、みそ汁にするとその違いがよく分かりました。色が濃くなったみそは、炒め物や煮込み料理に使うと気になりません。調理方法やメニューを変えて、上手に消費しましょう。

◆意外と知らない【NG保存】の記事も読む:ごはんの“ただしい保存方法”

みそは「冷凍」で長持ち

みそは冷凍保存で長持ちする

「みそを冷凍!?」と驚く方もいるかもしれませんが、じつは冷凍してもみそは凍りません。少し固くなりますが、スプーンですくってそのまま料理に使えます。
冷蔵保存でもOKですが、色や風味の変化を抑えたい場合は冷凍がベスト。使う分だけラップで小分けにしておくと、料理のときにさっと使えてとっても便利です。

表面にラップをかけるとより長持ち

ちなみに、みその表面はラップで覆うとさらに長持ち。みそにラップを密着させて、空気をシャットアウトしましょう。

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上手に保存しておいしく食べ切ろう

みそは見た目の変化があっても、すぐに捨てる必要はありません。しかし、変色は自然な反応である一方で、風味はぐんと落ちます。
最後までおいしく食べ切るためにも、保存方法をひとくふう。温度が上がるこれからの時期に向けて、長持ちする保存法を試してみませんか?

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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