意外と知らない。「マイクロファイバークロス」の“NGな使い方”「かえって汚れを広げる」

家のこと

stock.adobe.com

2025.06.24

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。お掃除に便利な「マイクロファイバークロス」、ご家庭でも愛用している方は多いのではないでしょうか? しかし、万能なマイクロファイバークロスにも注意点があります。使い方を間違えると、傷ができたり汚れが広がったりすることも……。そこで今回は、うっかりやりがちな「マイクロファイバークロスのNGな使い方」をご紹介します。

広告

NGその1.洗わずに使いまわす

鏡を拭いているところ出典:stock.adobe.com

マイクロファイバークロスは、極細の化学繊維が汚れを絡めとるのが特徴です。しかし凹凸に絡まった汚れは、お手入れしないとずっとクロスに残ったまま。見た目はキレイでも、中には皮脂やホコリがごっそり吸着されています。
そのため、洗わずに家中をお手入れすると、キレイになるどころか汚れを広げてしまう場合があるんです。また、繊維に絡んだゴミが素材に傷を付けるおそれも……。
マイクロファイバークロスでお手入れするには、クロスの洗濯が必須です。ちなみに、漂白剤・柔軟剤や煮沸消毒は素材が傷むためNG。乾燥機にかけると生地がボロボロになるので、洗濯用洗剤で洗ったら自然乾燥させましょう。

NGその2.デリケートな素材や場所に使う

有価を拭いているところ出典:stock.adobe.com

万能に見えるマイクロファイバークロスですが、場所によっては不向きな素材もあります。たとえば天然木の家具・無垢材・漆器などの表面は、傷をつけるリスクがあるんです。このほか、コーティング加工がされている場所(鏡をくもりにくくするためのエコミラー)や塗装面などやわらかい素材も使用NGです。
基本的には、マイクロファイバークロスよりもやわらかい場所・素材には使わないようにすると安心。食器に関しては、汚れ落ち加工のあるもの、デリケートな素材(漆や金箔)のものには使用を控えてください。

広告

便利アイテムこそ「正しい使い方」でラク家事に

マイクロファイバークロスは、正しく使えば本当に頼れるお掃除グッズ。でも間違った使い方をしてしまうと、汚れが落ちても傷などの原因になることもあります。暮らしに役立つマイクロファイバークロスを正しく使って、毎日の家事を少しでもラクにしていきましょう。

広告

著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

この記事をシェアする

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告