「ヤングコーン」は初夏の旬
ヤングコーンは、間引きをされた若いトウモロコシのことで、初夏に出回る旬のミニ野菜。若採れなので、柔らかい芯まで丸ごと食べることができ、シャキシャキの食感はサラダや添え物にぴったりな食材です。
美味しい皮付きが出回るのは今の時期だけですので、“見つけたら即買い”がおすすめです。
「造血ビタミン」で貧血の予防を
栄養価の面では、大人のとうもろこしに比べてビタミンB9の「葉酸」が多いのが特徴。「葉酸」は、ビタミンB12と一緒に赤血球を作るので「造血のビタミン」といわれ、貧血の予防などが期待できます。
さらに細胞の生産や再生を助けてくれることから、妊娠前後の女性にはとても重要な栄養素です。
「白ヒゲ」は捨てられない
そしてヤングコーンを包み込む白いヒゲは、実はとても高栄養な食材。カリウム、クエン酸、ポリフェノールなどが含まれ、漢方薬としても使われています。捨てるにはもったいない所。
軽く火を通すだけで食べることができるので、炒め物やかき揚げなどにサッと入れちゃうのもおすすめです。
今回は食べやすく刻んで、ヤングコーンと共におみそ汁に入れていきましょう。溶け込む栄養も丸ごといただける一品になりますよ。
ヤングコーンのみそ汁 (調理時間:7分)
材料(2人分)
・ヤングコーン‥‥‥‥‥2〜3本
・ひげ根‥‥‥‥‥‥‥‥適量
・新玉ねぎ(小)‥‥‥‥‥4分の1個
・しめじ‥‥‥‥‥‥‥‥30g
・水orダシ汁‥‥‥‥‥‥2カップ強
・みそ‥‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ1と2分の1
作り方
1. ヤングコーンは皮をむいて大きめの乱切りに、 ヒゲ根はきれいな部分をザクザクと食べやすい大きさに刻む。新玉ねぎは5mm幅のくし切り、しめじは手でほぐしておく。
2. 鍋に水としめじを入れて火をかけ、沸いたら新玉ねぎも入れ、中火で一煮立ちさせる。
3. 2にヤングコーンとひげ根を入れ、3分ほど煮たら火を止め、みそを溶かしておわんに盛る。
「白ヒゲ」は刻んでいろいろ使える
白ヒゲの量が多い場合は、適量をみそ汁に入れて、残りは刻んで炒め物や揚げ物に入れたり、サラダに入れたりして使ってみてください。
食感もよく、程よい甘さが料理のアクセントになってくれます。栄養もたっぷりなので、ぜひ食べ切ってみてくださいね。丸ごとヤングコーンのみそ汁。是非お試しください。