故障リスク大…。「エアコン」の寿命を縮める“NG掃除”3つ「知らなかったではすまない」

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2025.07.11

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。エアコンの冷房効率を保つためにも、こまめな掃除は必要不可欠です。しかし、「面倒だから」「手軽だから」と自己流ケアで済ませていませんか? じつはその掃除方法、エアコンの故障やトラブルを招く“NG行為”かもしれません。ここでは、エアコンの寿命が縮む「やってはいけないエアコン掃除」についてご紹介します。

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NGその1.市販の洗浄スプレーを使う

洗浄スプレー出典:stock.adobe.com

面倒なエアコンのお手入れのハードルを下げてくれる、市販のエアコン用スプレー。価格もお手頃で使い方も簡単。エアコンの奥に溜まった汚れを洗浄できるタイプもあります。
しかし、メーカーではエアコン洗浄スプレーの使用をおすすめしていません。むしろ、エアコンの故障リスクを高めるNG行為として、注意喚起を行っています。
その理由は、さまざまなリスクをともなうから。スプレーを吹きかけても奥の汚れまでは届かず、内部に汚れや薬剤が残ることで、機能低下や水漏れを引き起こす可能性があります。内部の電子部品にかかれば、ショートや発煙などの危険も避けられません。
エアコンの内部洗浄は、専門知識を持つプロにお任せするのが一番。市販の洗浄スプレーの使用は避け、業者に相談しましょう。

NGその2.消臭スプレーをかける

スプレーをかける人出典:stock.adobe.com

「臭いが気になるから」と、エアコンに消臭スプレーをシュッ……。じつはこれも、やってはいけないNG行為のひとつです。
スプレーの成分がエアコン内部の電子部品にかかると、故障やショートの原因になります。また、臭いはスプレーでごまかせても、カビや汚れといった根本原因はそのまま。
消臭剤のほか、殺虫剤・除菌剤・ヘアスプレーなどの可燃性スプレーを使うと、水漏れなどの故障や火災を引き起こすリスクがありますので、使用は絶対に避けましょう。

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NGその3.エアダスターでホコリを飛ばす

エアダスター出典:stock.adobe.com

パソコンの掃除などで活躍する「エアダスター」。手軽にホコリを飛ばせて便利なアイテムですが、エアコンには向いていません。
エアダスターは消臭スプレー同様に可燃性のものが多く、エアコンに使うと同様のリスクが生じます。掃除しようと安易な気持ちで使った結果、火災の原因になる可能性もあるんです。
エアフィルターに溜まったホコリは、掃除機で吸い取ると簡単に取り除けます。エアコンを安全に長く使用するためにも、手間を惜しまず正しい方法で掃除してください。

リスクを生まない掃除方法を

つい手軽なお手入れを選んでしまいがちですが、間違った掃除方法は思わぬ故障やトラブルにつながります。
正しくケアすることで、空気も気分もスッキリ。エアコンを使う夏だからこそ、自分の掃除方法について一度見直してみてはいかがでしょうか。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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