ズッキーニは包丁で切らないのが正解!ズッキーニと豚こま肉の“子ども完食おかず”【夏休みレシピ】

料理・グルメ

2025.07.17

時短料理家の田内しょうこです。冷蔵庫にある定番食材で作る、“食材ふたつでおいしい普段ごはん”をご紹介します。今回のふたつの食材は、豚ばら肉とズッキーニだけ。「おいしいのひと手間」で味がばちっと決まります。ひと手間かけて割ったズッキーニは、くせになるおいしさです。※調味料の数は食材に含めていません。

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豚こま×ズッキーニ。ユニークな食感で箸が止まらない味に!

夏に大人気のズッキーニ。
ズッキーニには、糖質・たんぱく質・脂質の三大栄養素の代謝を助け、エネルギーに変えてくれるビタミンB群が多く含まれています。
葉酸やカリウムも豊富に含まれ、夏には特におすすめの野菜です。

手順1

今回ご紹介するのは、ズッキーニを割ることでざっくり食感にして、豚肉と炒め合わせるレシピ。新鮮な食感と豚肉との相性に、ごはんがもりもり進みます。

おいしく仕上げる「ひと手間」は2つ。それを守って作れば、ズッキーニの新鮮なおいしさに驚くはず!

おいしいのひと手間1. ズッキーニはスプーンで割る!

美味しいのひと手間1

ポイントひとつめが、「ズッキーニをスプーンで割る」こと。味がしっかりなじみ、ざっくりとした新鮮な食感が楽しめます。

ズッキーニは輪切りにすると柔らかくなりがちですが、ざっくり大きめに割ると、皮のぱりっとした食感が生きて「え、ズッキーニってこんなにおいしいの!?」と驚かれますよ。

正直、包丁で切る方がよっぽど早いのですが、わざわざ手をかけてスプーンで割る価値はあります。

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おいしいのひと手間2. 肉はしっかり焼く

ポイントふたつめが、肉は「下味をつけてしっかり炒める」こと。塩をふってしばらくおくと、さらにおいしく仕上がります。

おいしい2−2

豚肉の場合、色が完全に変わってから野菜を加えるのがポイント。
「肉くさく仕上がってしまった」という悩みをときどき聞きますが、この段階で食べてもおいしい状態まで肉を仕上げるのが大切です。
野菜と一緒に炒めるのではなく、炒めた肉のうまみを野菜に絡めながら火を通す、と考えるとうまくいきますよ!

それではここから、作り方をご紹介します。

豚ばらと割りズッキーニのざっくり炒め(調理時間10分)

完成イメージ

材料(4人分)

  • 豚ばら薄切り肉……150g
  • ズッキーニ……2本(約300g)

<調味料>

  • しょうゆ……大さじ1.5
  • みりん……大さじ1.5
  • マヨネーズ……大さじ1

<その他>

  • 油……小さじ1

作り方

1.豚肉に分量外の塩ひとつまみをふっておく。

工程1

2.ズッキーニはスプーンで割くように割る。(おいしくなる重要な工程!)

工程2

3.フライパンに油を熱し、1の豚肉に分量外のこしょう適量をふって、中火で炒める。

工程3

4.肉の色が完全に変わるまで炒める。(おいしくなる重要な工程!)

工程4

5.ズッキーニを加えて炒め合わせ、途中でフタをして蒸し焼きにしながら3分間火を通す。

工程5

6.余分な油はペーパーでふきとる。醤油、みりんを加えて炒め合わせ、最後にマヨネーズを加えてざっと炒める。

工程5

手間をかけて割ったズッキーニの食感を楽しんで

完成2

おつまみにも、ごはんにもぴったりの夏らしいおいしさです。

完成2

夏になると見かける、大きなズッキーニを使っても同様に作れますよ。
ぜひ試してみてください。

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著者

田内しょうこ

田内しょうこ

「働くママの時短おさんどん料理」「育休復帰のためのキッチンづくり」「忙しいワーキングマザーのための料理」「子育て料理」をテーマに、書籍や雑誌、ウェブサイトで発信。出張教室やセミナーのほか、食と子育て関連の情報発信を行う。著書に『時短料理のきほん』(草思社)、『働くおうちの親子ごはん』(英治出版)、『「今日も、ごはん作らなきゃ」のため息がふっとぶ本』(主婦の友)などがある。

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