「夏の疲労回復」にとうもろこしを
とうもろこしは世界三大穀物のひとつ。含まれるエネルギー値が高いため、主食として食べている国も多いほどの優秀な食物です。
そんなとうもろこしの大きな効能のひとつが「疲労回復」。
「ビタミンB1」が、糖質のエネルギー変換を、「アスパラギン酸」が、疲れのもとである乳酸の分解を促してくれるといわれています。暑さでたまりがちな夏の疲労回復に、もってこいな食材ですね。
また、水に溶けない食物繊維も豊富なため、腸の働きを活性化させ、便通をよくする効果も期待できます。冷たいものを食べ過ぎで、弱り気味の腸にも嬉しい働きです。
今回は、そんな栄養豊富なとうもろこしをたっぷりと入れた、おみそ汁をご紹介。みそのコクととうもろこしの甘さの絶妙なマッチングを、ピーマンの苦味とみょうがの香りが引き立てる一杯です。レンゲでとうもろこしをすくいながら食べる、スープ仕立てのおみそ汁です。
とうもろこしのみそ汁(調理時間:7分)
材料(2人分)
・とうもろこし‥‥‥‥‥‥‥2分の1本
・ピーマン‥‥‥‥‥‥‥‥‥1個
・人参‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20g
・みょうが‥‥‥‥‥‥‥‥‥少々
・水orだし汁‥‥‥‥‥‥‥‥2カップ強
・みそ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ1と2分の1
作り方
1. とうもろこしは包丁で削ぎ落とし、ピーマンは乱切り、人参は薄めのいちょう切り、みょうがは千切りにカットする。
2. 鍋に水かだし汁を入れ、とうもろこしを加えて火にかける。
3. 2が沸いたら人参とピーマンを入れ、3〜4分ほど煮る。
4. 火を止めてからみそを溶かし、お椀に盛ってみょうがをのせる。
歯応えのある緑野菜がよく合う
苦味があるピーマンが苦手な方は、キャベツなどを代わりに入れてもよし。歯応えのある緑野菜は、甘いとうもろこしとよく合います。とうもろこしのみそ汁は冷めても美味しく飲めるので、暑くて食欲がない時は、常温や軽く冷やして食べてもよいと思います。
疲れが溜まった体にうれしい、とうもろこしのみそ汁。暑い夏の時期にどうぞお試しください。