「ナスニン」で活性酸素から体を守る
水に濡れて光る青紫色の皮が、夏をより感じさせる旬のナス。その成分は“90%が水分”という低カロリーな野菜で、ダイエットにもってこいな食材です。
そんなナスの中でも注目の栄養素は、「ナスニン」といわれるポリフェノール。
過剰な活性酸素の害から体を守る抗酸化作用を持つ成分で、コレステロール値を下げ、血液をさらさらにする働きなどがあるといわれています。
ですので、生活習慣病の予防に効果的ですね。ほかにもがんの予防や老化防止なども期待できたり、紫外線対策としても有効です。
皮もアクもポリフェノール
そんな「ナスニン」は、青紫色の“皮”の中に多く含まれています。ですので皮を剥くのはもったいない。ナスは“皮ごと食べる”が正解です。
またナスを切ったときに出るアクの正体も、クロロゲン酸という「ポリフェノール」なんです。こちらも健康によいといわれますので、ぜひとも摂りたいところ。水にさらすと流れていきますので、直前に切ってすぐ調理するのが望ましいですね。
今回はおみそ汁に皮ごとナスを入れ、切って流れ出すポリフェノールも丸ごと頂いていきましょう。
ナスとまいたけのみそ汁 (調理時間:8分)
材料(2人分)
・ナス‥‥‥‥‥‥‥‥‥1〜2本
・まいたけ‥‥‥‥‥‥‥2分の1株(50gほど)
・油揚げ‥‥‥‥‥‥‥‥2分の1枚
・小ネギ‥‥‥‥‥‥‥‥適量
・水orダシ汁‥‥‥‥‥‥2カップ強
・みそ‥‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ1と2分の1
作り方
1. ナスは乱切り、油揚げは短冊切りにカットし、まいたけは手でほぐしておく。
2. 鍋に水とまいたけを入れ、火をかける。
3. 沸いたらナスと油揚げを入れ、 中火で5分ほど煮る。火を止めみそを溶かし、お椀に盛って小口切りにした小ネギを振る。
ナスと油は相性よし
ほぼ水分でスポンジ状のナスは油との相性がよく、適度な油でコーティングされることで美味さが増します。今回は油揚げを入れていますが、先に油で軽く炒めてから、おみそ汁にしてもよいですね。
暑い夏の時期の生活習慣予防や紫外線対策に、ナスのおみそ汁をぜひお試しください。