エアコン使用時に「給気口」を閉めてはいけないワケ→「知らずに閉めてた…」「開けたままが正解」

家のこと

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2025.08.20

暑さが厳しい毎日、エアコンをつけっぱなしで運転しているご家庭がほとんどでしょう。そんな中「少しでも冷気を逃したくないから……」と、給気口を閉めていませんか? じつはそれ、知らずにやっていると危険もしれません。ここでは、エアコン運転するときに「給気口を閉めてはいけない」その理由についてご紹介します。

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基本的には「開けっ放し」が正解。そのワケは?

給気口出典:stock.adobe.com

給気口は、エアコンの運転を問わず、基本的には開けたままにしておくのが適切。その理由は、多くの住宅で「24時間換気システム」の設置が原則義務化されているからです。
その24時間換気のしくみのひとつが、壁に設けられた「給気口」。ここから新鮮な空気を取り入れ、排気口を通じて汚れた空気を外へ逃がす、というのが住宅設計の基本なのです。

給気口を閉じるとどうなる?

問題なのは、給気口を閉めたときの影響のこと。室内の空気が循環されなくなり、臭いがこもりやすくなるほか、カビ・ダニが繁殖してアレルギー症状を引き起こすおそれがあります。二酸化炭素の濃度が上がって、体調不良の原因になることも……。
このように、給気口を開けっ放しにしておくのは家族の健康を守るうえでも重要なのです。

雨風が強い日は閉じてもOK

雨が当たる窓出典:stock.adobe.com

給気口は常時開けておくのが基本ですが、どんなときも「絶対に開けておくべき」というわけではありません。
台風や強風、大雨のときなど、外気が過度に流れ込む恐れがある日は、一時的に閉めてもOK。近年の給気口には、フィルターのほかにシャッター機能が付いているものもあり、簡単に開閉できます。
ただし、閉めっぱなしにするのはNG。あくまで一時的に閉じるようにし、天候が落ち着いたらまた開けましょう。

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定期的なお手入れも忘れずに

掃除しているところ出典:stock.adobe.com

給気口は外気を取り込む場所なので、花粉やホコリが溜まりやすく、放っておくと目詰まりの原因になります。せっかく開けていても、空気の流れが滞っては本末転倒。
換気としての機能を守るためにも、2か月に1回を目安にフィルター掃除を心がけてください。むずかしい場合は、掃除機でホコリを吸い取るだけでもOKです。
エアコンを使う時期でも給気口は開けたままに、定期的にお手入れをして24時間換気を守りましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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