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知らなかった。「エアコン」の冷房効率が落ちる“NG習慣”3つ「電気代が高い原因かも」

働く・学ぶ

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2025.08.16

節約生活スペシャリストの三木ちなです。暑さが本格的になる夏は、昼夜問わずエアコンが欠かせません。しかし、気になるのは電気代のこと……。物価も上がっている今こそ節電を意識したいものですが、いつもの習慣が電気代がかさむ原因になっている場合もあるんです。そこで今回は、エアコンの冷房効率が落ちる「NG行為」をいくつかご紹介します。

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NGその1.キッチンの換気扇の掃除をさぼる

汚れがひどいキッチンの換気扇

キッチンの換気扇、最後に掃除したのはいつですか? ベタついた油汚れが溜まった換気扇は、しっかり空気を外に出す力が弱くなり、家の中の空気の流れも滞りがちになってしまいます。その結果、エアコンが調理中の油煙を吸い込みやすくなり、内部が汚れる原因になるんです。
エアコン内部にベタついた汚れが溜まれば、冷房効率が落ちる可能性もあります。

エアコン内部は素人が安易にお手入れできない箇所もあり、プロに依頼するとクリーニング代がかさみます。換気扇の効率低下を防ぐためにも、こまめな掃除を心がけましょう。夏は暑さで油汚れも落ちやすいので、月に1度、台所用中性洗剤で換気扇フィルターを洗うだけでも効果的です。

NGその2.冷房を何日もつけっぱなしにする

湿度計出典:stock.adobe.com

今は暑くてエアコンを昼夜問わずつけっぱなしにしている方も多いと思いますが、エアコンをつけっぱなしにしていると、結露でエアコン内部の湿度が高まり、カビの繁殖に適した環境となります。
また、エアコンをつけているから換気をしなくても大丈夫だろう、と思いがちですが、エアコンは換気の代わりにはなりません。換気をしないと空気中のホコリも溜まるため、湿度・汚れが加わり、エアコンにカビが生えやすい環境が整ってしまうんです。
カビは健康にも悪影響がありますが、エアコンの内部に汚れが広がると冷房効率が落ちる可能性があります。
外出時など、エアコンを適切なタイミングでオフにして結露を減少させることで、エアコン内部の湿度が低下し、カビの発生リスクを減らすことができます。また、内部クリーン運転でエアコン内部を乾燥させるほか、エアフィルターのお手入れも定期的に行い、カビの発生を予防しましょう。

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NGその3.給気口(排気口)を閉めっぱなしにする

閉めっぱなしの換気口出典:stock.adobe.com

エアコンの冷房効率や虫の侵入が気になるという理由から、給気口や排気口をずっと閉じっぱなしにしていませんか? じつはこれも、エアコンの効率を下げる原因になります。前述のとおり、しっかり換気がされないと、室内に汚れた空気や湿気がこもるため、その汚れをエアコンの中に吸い込むことになり、エアコンが汚れやすくなります。また、空気中の汚れだけではなく臭いもいっしょに吸い込んでいるので、エアコンの内部に臭いが付着してしまうことがあります。エアコンを運転しているときも、給気口や排気口は開けておき、24時間換気システムを活用するのが望ましいです。

※冷房効率へ影響は汚れ具合や機種によって異なります。

間違った節電・使い方を避けて

エアコンの節電は、意外なところで逆効果になる場合があります。ふだんの使い方や行動を見直して、冷房効率を落とさない使い方ができているか確認してみましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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