世帯の人数別に食費をチェック
総務省が行っている家計調査(家計収支編)には、地域や世帯の人数などの属性ごとに、1ヶ月の収支が公表されています。2024年の2人以上世帯において、家族の人数ごとに、1ヶ月にかかる食費をチェックしていきましょう。
【世帯人数:1ヶ月の食費】
- 2人:75,374円
- 3人:87,876円
- 4人:96,328円
- 5人:105,480円
- 6人以上:118,265円
2人以上の全世帯の1ヶ月の食費平均は、85,040円となっています。たとえば「4人家族で毎月8万円ほどかかっている」というケースでも、平均の96,328円と比べると決して使いすぎではありません。
そして、ここ1〜2年は、日本は急激な物価高が続いています。特に食費は、米価格の高騰などの影響で、より出費が増えている家庭も多いでしょう。「我が家はお金を使いすぎているかもしれない」と落ち込まず、最近の経済ニュースや、日本の平均値と比べてみると、自分の家計を客観的に分析することができます。
食費を上手に管理する方法
毎月食費を上手に管理するには、いくつかのポイントがあります。難しい家計簿などは必要ないので、ぜひ実践してみましょう。
ポイント1.1ヶ月の食費予算を決める
まず、1ヶ月の食費の予算をきめます。先ほどご紹介した、日本の家庭の平均食費額や、先月の自分たちの食費を参考にしながら決めると良いでしょう。あまりに厳しい予算にしてしまうと、節約しすぎて疲れてしまうかもしれません。少し余裕がある予算を組み、徐々に減らしていくのがおすすめです。
ポイント2.1日の食費予算を決める
1ヶ月の予算が決まったら、1日に使う食費を計算します。例えば、1ヶ月の食費予算が9万円の場合、1日に使える食費は3000円(9万円÷30日)となります。例えば、5人家族の場合、1人が1日に使える食費は600円(3000円÷5人)となります。
ポイント3.買い物の際に、予算通りに買い物をする
1日に使う食費から、スーパーで買い物をする金額を決めましょう。例えば、1ヶ月の食費予算が9万円、1日に使える食費が3000円の場合、スーパーで3日分の買い物をする際には、9000円を目安にすると良いでしょう。予算が決まっていると、無駄な買い物を防ぐことができます。夕食のメニューなどを考えながら、予算内でおさまるように、買い物をしましょう。
AIやネットの情報も活用
1日の食費が3000円で、どんなメニューを作ったらよいか分からないという方は、ChatGPTなどのAIや、インターネットに掲載されているレシピなどを参考にすると良いでしょう。特にAIは、予算などの条件を入力するだけで、1日のメニューを提案してくれます。
便利なツールを使いながら、食費を管理すれば、大きなストレスを感じずに予算管理をすることが可能です。ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
家計管理、特に食費の管理に、毎月頭を悩ませる方は多いですね。今回ご紹介した通り、日本人の家庭の平均食費をチェックすると、自分たちの食費管理の参考になります。さらに、毎日の食費の予算を決めるなどの食費管理方法を実践すれば、上手にお金を節約できるでしょう。ぜひ参考にしてみて下さいね。



