洗濯乾燥機と浴室乾燥機の違い
どちらの電気代が安いかをお伝えする前に、まずはそれぞれのメリット・デメリットを知ることが大切。洗濯乾燥機と浴室乾燥機では、乾かし方が異なります。
洗濯乾燥機のメリット・デメリット
洗濯乾燥機は、洗濯と乾燥の工程をショートカットできる点が一番の強みでしょう。通常は洗濯物を「干す→乾かす」手間がかかりますが、洗濯乾燥機を使えばこの工程が不要です。
洗濯機が洗濯から乾燥までを行ってくれるので、運転を終えたらたたんでしまうだけ。面倒な洗濯の手間を大きく省略できます。
ただし、洗濯物を伸ばす工程がない分、しわができやすいのは欠点です。衣類によっては乾燥機にかけられなかったり縮んだりする場合があるため、どんな服でも向いているわけではありません。
浴室乾燥機のメリット・デメリット
浴室乾燥機は、洗濯を終えた後にハンガー干しする必要があるため、しわができにくいです。形を整えながら乾くので、服がよれる心配もありません。
また、浴室を乾燥させることで、お風呂場にカビができにくくなるメリットもあります。ただし、浴室の大きさは限られているため、一度にたくさんの洗濯物を乾かすのが難しい点はデメリットと言えます。
【結論】洗濯乾燥機vs.浴室乾燥機、電気代が安いのは?
洗濯乾燥機と浴室乾燥機にはそれぞれのよさと我慢ポイントがありますが、やはり気になるのは電気代のこと。
結論を言うと、電気代の安さは「洗濯乾燥機」に軍配が上がります。
洗濯乾燥機の運転1回あたりにかかる電気代は約20~60円程度であるのに対し、浴室乾燥機はおよそ100円前後。もちろん製品によって異なりますが、消費電力には倍以上も差があるんです。
使い分け+自然乾燥の併用で節電になる
経済的な面ではメリットの大きい洗濯乾燥機ですが、しわになりやすい衣類やデリケートな素材の衣類は洗濯乾燥機の使用に適しません。節電しながら衣類の寿命を守るには、洗濯乾燥機と浴室乾燥機の使い分けがおすすめです。
浴室乾燥機も、部屋干し・外干しなど自然乾燥を併用すれば、消費電力は抑えられます。ふだん使いは洗濯乾燥機、必要に応じて部屋干しや浴室乾燥機を使うなど賢く併用して、節電・家事ラクにつなげましょう。
※参考:ドコモでんき_洗濯乾燥機の電気代は?浴室乾燥機との差や節約方法も紹介
https://denki.docomo.ne.jp/article/33_dryer.html