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「トイレ」でやってはいけない“3つのNG節水”「ダメなんだ…!」

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2025.01.26

節約生活スペシャリストの三木ちなです。水道代は、電気代の影に隠れた大きな出費。できることなら節水したいものですが、やり方を間違うとリスクが生じる場合もあります。ここでは、劣化や故障につながる「トイレのNGな節水術」をご紹介します。

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NGその1.タンクにペットボトルを入れる

▼NGその1.タンクにペットボトルを入れる出典:stock.adobe.com

きっと誰もが、「トイレのタンクにペットボトルを入れると節水になる」と聞いたことがあるでしょう。しかしこのやり方は、トイレが故障する恐れがあるため間違いです。
トイレタンクの中に異物を入れると、適正な水量が流れなくなり、便器や排水管が詰まる原因になります。
仮に2Lのペットボトルを1本入れた場合は、流れる水が2L分減るということ。節水にはなるかもしれませんが、水量が足りないと十分に流れません。汚水が逆流すれば、トイレが汚れて雑菌が繁殖する恐れも……。
“トイレタンクにペットボトル”の節水術はNG行為にあたりますので、絶対に避けましょう。

NGその2.小で流す

▼NGその2.なんでも小で流す出典:stock.adobe.com

トイレの大小レバーを賢く使うと水の量を減らせます。レバーを正しく使い分けること自体は、節水術として大正解です。しかし、使い方は要注意。
「大洗浄」は大便やトイレットペーパーを使用した際に使うもの。一方「小洗浄」は、小便のみのときに使うのが適切です。「小」でも少量のトイレットペーパーは流せますが、当然水量が少ないため、汚物に対して水量が足りずに便器に詰まる恐れがあるんです。
そのため、むやみやたらに小洗浄だけを使うのはNG。大小レバーの適切な使い分けが節水につながります。

NGその3.止水栓を絞る

▼NGその3.止水栓を絞る出典:stock.adobe.com

トイレの水を止めたり出したりする役割を担う「止水栓」。ここを閉じると水が出なくなります。
このしくみを利用して、”止水栓を絞って水量を減らす節水術”もちらほら耳にしますが、これも間違いです。
トイレタンクに溜まる水の量は変わらないため、変わるのは満水にかかる時間だけ。あまり意味がない方法です。

節水は正しい方法で

トイレの使用水量を減らすには、「レバーを正しく使い分ける」「トイレットペーパーの使用量を減らす」といった方法があります。
間違ったやり方を続けると、トイレの劣化や故障するリスクが増すため注意してください。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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