夏休みは増加する支出に注意
子どもが中高生ともなると、ただでさえ支出が増えるものですが、ましてや夏休みとなるとさらに支出が増えますよね。
今回は、「中高生の子どもがいる家庭が夏休みにやりがちな行動」を紹介します。中高生のお子さんがいらっしゃり、夏休みの出費を増やしすぎたくない人は参考にしてみてくださいね。
(1)子どものレジャー費を無計画に支払う
夏休みに入ると、子どもも開放的な気分になりますよね。定期考査や部活動などで日頃から忙しくしている中高生にとって、長期間学校が休みになる夏休みはとても貴重なものです。
受験に向けて夏期講習などに参加するため、夏休みは学校の時よりさらに忙しいお子さんもいらっしゃいますが、なかには、勉強や部活動の時間を取りつつも、友達と遊びに行く予定をたくさん入れてしまうお子さんもいますよ。
そのようなお子さんに、無計画にレジャー費を渡してしまうと、月に数万円があっという間に飛んでしまうことにもなりかねません。このような支出が増えすぎないよう、夏休みに入る前に、夏休みの遊びの計画は何回までなど、お子さんとお金の面でも話し合いをしておくと安心ですよ。
(2)塾や進学に関する必要な支出を見落とす
中高生になると、塾や進学に関する支出も増えてくる時期です。
学校の説明会やオープンキャンパスに参加したり、模試を受けたりする機会も増えますが、参加は無料でもあちこち行くことで交通費が思った以上にかさんだり、昼食に外食をする機会が増えたりすることがありますよ。参加が無料なことに油断して、意外とそのような支出をあらかじめ予定していない人が多く見られます。そのため夏休みに遊びすぎてしまい、必要な支出の増加に慌ててしまうことも。
このような支出はあらかじめ想定し、その他のところで使いすぎないようにするだけで、安心して支払えるものです。夏休みだからと遊びの計画を立てるだけでなく、塾や進学に関する支出も夏休み前には確認しておきましょう。
(3)カフェやコンビニでの支出を繰り返す
夏休みも毎日忙しいお子さんならある程度支出の見通しもつくものですが、なかには、意外と時間のある中高生のお子さんもいらっしゃいます。
行動範囲の広い中高生だからこそ、時間がありすぎるとカフェやコンビニに入り浸り、毎日だらだらとお金を使ってしまうお子さんもいるものですよ。
もちろんこのような支出も含め、小遣いの範囲でやりくりしているなら問題のない範囲です。しかし実際には、お子さんの求めに応じて、電子マネーなどで小遣いとは別の費用を際限なく渡している人も多く見られます。
だらだらすることにお金を使うことが、価値のある支出だという人はもちろんそのままでかまいません。しかし、だらだらすることにお金を使うことがもったいないと感じるなら、お子さんともう一度夏休みの過ごし方について話し合うのも一つの方法ですよ。
中高生こそ有意義な夏休みの過ごし方を考えて
進学にむけて大切な時期であることが多い中高生の夏休み。
小学生の頃のように親といつも一緒というお子さんは減ってくる一方で、子どもだけでお金を使うお子さんが急激に増える時期です。
お子さんに楽しい夏休みをプレゼントしたい気持ちは分かりますが、お子さんの夏休みの費用で家計が苦しくなってしまい、進学などに関する費用がなくなってしまっては本末転倒です。
自由に行動できる範囲が広くなる時期だからこそ、親子で納得できる夏休みの過ごし方について日頃から話し合っておくことをおすすめします。