NG1.フィルターが汚れている
基本的なことかもしれませんが、エアフィルターが汚れているのは致命的。フィルターに蓄積したホコリが邪魔をして、暖房の運転効率が落ちます。
暖房をつけているのに、なかなか部屋が暖まらない……。ということは、ムダな電力をたくさん消費している証拠。
エアフィルターのホコリは、掃除機で吸い取るだけでOKです。汚れが酷い場合でも、水洗いまたは台所用中性洗剤のつけ置きで簡単にお手入れできます。
最近エアフィルターの掃除をしていない方は、ぜひお早めに汚れを取り除きましょう。
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NG2.室外機まわりがごちゃごちゃしている
エアコンの消費電力は、室外機まわりの環境にも左右されます。室外機周辺にものが多く、ごちゃごちゃした状態になっているのはNG。
室外機のまわりにものがあると、排気が妨げられて運転効率が下がります。室温を上げるために余計な電力を消費すれば、電気代がかさむのは避けられません。
ものを置いていない場合でも、枯れ葉やゴミ、積雪によって排気がうまくいかなくなる場合もあります。室外機まわりの状況をこまめにチェックして、何も置かないことを意識しましょう。
NG3.エアコンの能力と部屋の広さが合わない
エアコンはそれぞれ性能が異なるとともに、「畳数の目安」があります。部屋の広さや環境が大きく相違がある場合、エアコンの能力を最大限発揮することができません。例えば、14畳の部屋に8畳用のエアコンを設置した場合、畳数が合わないため、非効率な運転を行わざるを得ません。となると、電気代の上昇も避けられないのです。
エアコンは畳数が大きいほど価格も上がりますが、部屋の条件に合うものを選ぶことでランニングコストをおさえられます。
今後の電気代増に備えよう
政府が実施している電気・ガス代の補助は、3月使用分を減額へ。4月使用分以降は補助金がなくなり、光熱費の値上がりは避けられません。今のうちから節電につながる行動をして、電気代増に備えましょう。