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「電気代が高い人」の“冷蔵庫のNGな使い方3つ”「よくやってる…」「家族にも伝える」

働く・学ぶ

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2025.08.25

節約生活スペシャリストの三木ちなです。夏の電気代と言えばエアコンが思い浮かびますが、じつは盲点になりやすいのが「冷蔵庫」。暑い季節だからこそ、使い方を見直したい家電のひとつです。ここでは、“夏に気をつけたい”電気代がかさむ「冷蔵庫のNGな使い方」をご紹介します。

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NGその1.毎回ドアを大きく開ける

ドアを大きく開けるのはNG出典:stock.adobe.com

冷蔵庫のドア、ものを取り出すたびに大きく開けていませんか? キッチンまでエアコンが効いていたとしても、夏は冷気が逃げやすい季節。ドアをがばっと開けると、その瞬間に冷気が逃げて庫内温度が上昇します。
その分、冷蔵庫は「冷やさなきゃ……」と一生懸命働くため、消費電力は増える一方。電気代がかさみやすくなるんです。
節電するには、ドアの開け方を小さくするのがポイント。開ける回数・時間も意識して、庫内の冷気を外に出さないことを意識しましょう。

NGその2.壁からの距離が近い

壁ギリギリに設置するのもNG出典:stock.adobe.com

節電するのなら、冷蔵庫の放熱がとても大事! 背面・左右・上部に放熱スペースを確保すると、冷蔵庫に溜まった熱をしっかりと逃せます。メーカーによって異なりますが、壁から5~10cmほどスペースを空けるのが目安です。
壁にぴったりと冷蔵庫を設置すると、しっかりと放熱できなくなり、庫内を冷やすためにムダな電力を使います。冷蔵庫を壁につけて置いている場合は、ちょっとだけすき間をつくるだけでも節電になります。まずは置き方を今一度見直してみましょう。

※メーカーごとに必要な放熱スペースは異なるので、取扱説明書を確認しましょう。

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NGその3.容量ギリギリの冷蔵庫を使う

中身がパンパン詰まっている冷蔵庫出典:stock.adobe.com

「小さい冷蔵庫ほど電気代が安い」と思うかもしれませんが、これは使い方によりけりです。冷蔵室は中身を詰め込みすぎると、冷気の循環効率が落ちて消費電力が増えます。
つまり、無理に小さな冷蔵庫を使うのはNG。冷気が行き渡りにくくなって電力をムダに消費します。容量ギリギリに詰め込むよりも、余裕ある容量を持たせるのがベスト! 冷却効率がアップして、節約にもつながりますよ。
ちなみに、冷凍庫は逆で、適度に隙間なく詰めると食品同士で冷やしあって節電になります。食材をあまり買い込まないときは、保冷剤や氷などを詰めてもOKです。

今日からできる!冷蔵庫の省エネ習慣

冷蔵庫はちょっとした使い方で電気代が変わります。ドアは必要な分だけ開け、壁からは距離をとる。容量には余裕を持てば、冷蔵庫の冷却効率が上がって電力のムダを防げます。毎日の小さな心がけで、家計の節約とエコな暮らしにつなげてください。

参考:経済産業省資源エネルギー庁_省エネポータルサイト「冷蔵庫」
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/kitchen/index.html

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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