NGその1.毎回ドアを大きく開ける
冷蔵庫のドア、ものを取り出すたびに大きく開けていませんか? キッチンまでエアコンが効いていたとしても、夏は冷気が逃げやすい季節。ドアをがばっと開けると、その瞬間に冷気が逃げて庫内温度が上昇します。
その分、冷蔵庫は「冷やさなきゃ……」と一生懸命働くため、消費電力は増える一方。電気代がかさみやすくなるんです。
節電するには、ドアの開け方を小さくするのがポイント。開ける回数・時間も意識して、庫内の冷気を外に出さないことを意識しましょう。
NGその2.壁からの距離が近い
節電するのなら、冷蔵庫の放熱がとても大事! 背面・左右・上部に放熱スペースを確保すると、冷蔵庫に溜まった熱をしっかりと逃せます。メーカーによって異なりますが、壁から5~10cmほどスペースを空けるのが目安です。
壁にぴったりと冷蔵庫を設置すると、しっかりと放熱できなくなり、庫内を冷やすためにムダな電力を使います。冷蔵庫を壁につけて置いている場合は、ちょっとだけすき間をつくるだけでも節電になります。まずは置き方を今一度見直してみましょう。
※メーカーごとに必要な放熱スペースは異なるので、取扱説明書を確認しましょう。
NGその3.容量ギリギリの冷蔵庫を使う
「小さい冷蔵庫ほど電気代が安い」と思うかもしれませんが、これは使い方によりけりです。冷蔵室は中身を詰め込みすぎると、冷気の循環効率が落ちて消費電力が増えます。
つまり、無理に小さな冷蔵庫を使うのはNG。冷気が行き渡りにくくなって電力をムダに消費します。容量ギリギリに詰め込むよりも、余裕ある容量を持たせるのがベスト! 冷却効率がアップして、節約にもつながりますよ。
ちなみに、冷凍庫は逆で、適度に隙間なく詰めると食品同士で冷やしあって節電になります。食材をあまり買い込まないときは、保冷剤や氷などを詰めてもOKです。
今日からできる!冷蔵庫の省エネ習慣
冷蔵庫はちょっとした使い方で電気代が変わります。ドアは必要な分だけ開け、壁からは距離をとる。容量には余裕を持てば、冷蔵庫の冷却効率が上がって電力のムダを防げます。毎日の小さな心がけで、家計の節約とエコな暮らしにつなげてください。
参考:経済産業省資源エネルギー庁_省エネポータルサイト「冷蔵庫」
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/kitchen/index.html