NGその1.部屋が散らかっている
意外に思われるかもしれませんが、部屋の散かり具合でも冷房効率には違いが出ます。
床や壁際にものが多いと、エアコンの風が遮られて冷気が部屋全体に届きにくくなるんです。特に、エアコンの前に家具やカーテンがあると、冷房効率は一気にダウン。
エアコンの効きをよくするためにも、部屋には余計なものを置かないよう意識してみましょう。家具や家電を、部屋の通気性を意識した配置にするだけで、空気の流れはよくなるはずです。
NGその2.設定温度が高すぎる
エアコンの設定温度は「室温を28℃程度に保つのが望ましい」と言われていますが、これはあくまでも目安です。外気温の差が大きい、室内に人が多いなど、状況によっても適正温度は異なります。
節電のため28℃設定のまま我慢していると、なかなか部屋が冷えない……なんてこともあるため注意が必要。
冷房の設定温度は状況によって調整して、節電とのバランスを考えましょう。もし設定温度を変えないのであれば、風量を強にすると体感的に涼しく感じられるかもしれません。
NGその3.ドアにすき間がある
エアコンの効きを悪くする大きな原因のひとつが、ドアや窓のすき間。冷えた空気が外へ逃げ、代わりに外の熱気が室内へ入り込んでしまいます。ドアを開けっ放しにしないのはもちろんですが、築年数の古い家は気づかないうちにすき間ができていることも……。
対策としては、すき間テープやパッキンでしっかり密閉するのが有効です。
NGその4.換気扇をまわしっぱなしにしている
キッチンの換気扇、つけっぱなしにしていませんか? 換気扇は室内の空気を外に出すものなので、せっかく冷やした空気も一緒に排出されてしまいます。
その分、外の熱い空気がすき間から入り込めば、いつまでたっても室温が安定して冷えず、エアコンはフル稼働のままです。
節電のためにも、調理中や調理後以外は換気扇をOFFにする習慣が大事。必要ないときは電源を切ることで、ムダな空調ロスを防げます。
冷房効率は、少しのくふうで変わる
「エアコンが冷えない」と感じたら、まずはお部屋の環境を見直すことが節電への近道です。ほんの少しのくふうや改善で、冷房の効きは大きく変わりますよ。