お米を取り巻く最近のニュース
2024年から2025年にかけて、一部の地域や店舗ではスーパーでお米の在庫がなくなったり、お米の価格が高騰する“令和の米騒動”が起こりました。お米が買えずに、困った方も多いでしょう。
その後、政府が保管していた備蓄米が市場に流通するようになるなどの対策が行われ、スーパーでは日常的にお米が買えるようになりました。しかし、米の価格は、引き続き高水準が続いています。
農林水産省が公表している「米の相対取引価格・数量、集荷・契約・販売状況、民間在庫の推移等」によると、玄米60キログラムあたりのここ5年間の米の平均価格は以下の通りとなっています。
令和2年産:14,529円
令和3年産:12,804円
令和4年産:13,844円
令和5年産:15,315円
令和6年産:24,848円
この推移を見ると、令和6年の米の価格が、他の年度に比べて大幅に高いことが分かります。令和3年に比べて2倍以上です。急激な米の価格上昇で、家計が大変だと感じた方も多いでしょう。
2025年の新米の価格は?
次に、2025年の新米の価格をチェックしていきます。2025年9月24日の日本経済新聞の記事によると、宮城県産の「ひとめぼれ」の店頭価格は、前年同時期より45%高くなっているそうです。また、農林水産省の資料によると、令和7年9月15日の週の平均価格は、4,246円/5kgとなっています。
現在のところ、新米の価格は5kgで4000~5000円前後で販売されています。新米が流通し始めてからも、大きく値段が下がる傾向は見られず、昨年同様もしくはそれ以上の価格で推移すると考えられています。
米の価格が高い!今すぐできる対策は?
米は、私たち日本人の主食です。大幅に価格が上昇すると、私たちの家計を圧迫することがありますので、今すぐできる対応策をチェックしていきましょう。
- 備蓄米など価格が安い米を購入する
- 新米やブランド米などを避けて購入する
- うどんやパスタ、そばなど、米以外の炭水化物食品を活用する
- スーパーでポイントが多くつく日に米を購入する
- ふるさと納税を活用する
スーパーなどで、できるだけ安い米を選べば、大きな節約ができます。今まで、こしひかりや、ひとめぼれなどのブランド米しか買ったことがなかった人も、備蓄米やその他のお米に挑戦してみましょう。ブランド米ではなくても、美味しい品種はたくさんあります。また、炊き込みご飯やチャーハンなど調理方法を変えてみましょう。うどんやパスタなど、小麦の製品も上手に取り入れ、米だけに頼らない食卓にするのもおすすめです。
さらに、お米の買い方も工夫してみましょう。スーパーでポイント還元率が高い日に購入するのも一つです。また、ふるさと納税の返礼品として、お米の定期便を申し込むと、米の価格変動に影響されることが少なくなります。
まとめ
現在、日本では、お米以外の食品も全体的に価格が上がる傾向が見られています。物価高の状況下で家計を維持するためには、上手に節約するか、収入を増やすしかありません。新米の価格状況などのニュースを適宜チェックしながら、赤字家計とならないように、お金をしっかりと管理していきましょう。



