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ペナルティに注意!「パート勤務」で確定申告が必要な人。【2024年度確定申告】対象かチェック

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2025.01.17

新しい年を迎え、そろそろ確定申告の準備をする季節になりました。パートなど短時間労働をしている方々は、確定申告が必要なのでしょうか。今回は、「確定申告をするべき人」を確認していきましょう。

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確定申告が必要な人をチェック

確定申告とは、1年間の収入を確認し、納めるべき税金を精算するために行うものです。収入が少ない人や、年末調整ですでに申告が済んでいる人は、確定申告を行う必要がありません。

しかし、パートで働いている方でも、パート以外に一定以上の収入がある場合や、年末調整をしていない人は確定申告を行う必要があります。

確定申告イメージ出典:stock.adobe.com

具体的に、パート勤務の人で、特に覚えておきたい、確定申告が必要なケースをチェックしていきましょう。国税庁のホームページを参照にして、ご紹介します。

<パート勤務で確定申告が必要な人>

  • パートの年収が103万円超で、年末調整ができなかった人(退職者を含む)
  • パートを掛け持ちしている人
  • パート以外の所得の合計額が20万円を超える人

パートの年収が103万円以下の場合、確定申告は必要ありません。さらに、103万円を超えていても、年末調整を行った場合は、基本的に確定申告が不要です。

しかし、年末調整ができなかった人(年末までにパートを退職してしまった人を含む)や、複数のパートを掛け持ちしている人(年末調整は、1カ所でしかできない)、パート以外の副職の所得が20万円を超える人などは、確定申告をしなければなしません。

確定申告をしない場合はペナルティ

パート勤務の方の中には、「確定申告しなくてもバレないのでは」と考える方もいるかもしれません。しかし、いくら年収が少ない人でも、確定申告を行う義務がある人が、期日までに申告をしなかった場合、ペナルティが課されてしまいます。具体的には、「無申告加算税」や「延滞税」といったお金を余計に支払わなければならないケースがあります。

確かに、「確定申告は面倒だ」と感じるかもしれませんが、ペナルティを課されないためにも、きちんと申告手続きを行うようにしましょう。

悩む女性出典:stock.adobe.com

2024年度の確定申告のスケジュールと方法

最後に、2024年度の確定申告について確認していきます。2024年の税金の精算を行う確定申告の期間は、2025年2月17日(月)から3月17日(月)までとなっています。この期間中に、税務署の窓口へ提出するか、郵送を行うか、e-Taxで電子申告を行う必要があります。

確定申告準備出典:stock.adobe.com

確定申告では、 確定申告書(郵送や窓口に提出する場合)、本人確認書類(マイナンバーカードや個人番号が記載された通知カードと運転免許証など)、 所得金額が分かるもの(源泉徴収票や青色申告決算書など)、控除に必要な書類(生命保険料控除、医療費控除、寄附金控除など、控除を受けるためには、必要な書類が異なります。)を準備する必要があります。

確定申告の専用のページ「令和6年分確定申告特集(準備編)」を確認し、早めに準備を行いましょう。

まとめ

年末調整を行っている方や、年収が103万円以下の方など、多くのパート勤務の方は、確定申告が不要です。しかし、今回ご紹介した通り、中には、確定申告を行わなければいけないパート勤務の方もいます。自分が対象となるのかしっかり確認し、忘れずに確定申告の手続きを行うようにしましょう。

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著者

下中英恵

下中英恵

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

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