共働き世帯の割合
まずは、現在共働き世帯がどのくらいいるのかをチェックしていきましょう。
独立行政法人労働政策研究・研修機構によると、2023年の専業主婦世帯は517万世帯、共働き世帯は1278万世帯。つまり、3世帯に2世帯は共働き世帯で、専業主婦世帯に比べて多数派となっています。
妊娠や出産で一時的に仕事を休んでも、また育休を経て復帰しているワーキングマザーも多いですね。また、子どもが小さいうちは専業主婦となり、子どもが小学生や中学生になった頃に、パートタイマーなどで仕事復帰をするお母さんもいます。
お金が貯まらない共働き夫婦の「3つの特徴」
ダブルインカム(1つの世帯に2つの収入源)なのに貯金が増えていかないご家庭もあるようです。その特徴や理由を確認していきます。
1.夫婦別財布でお互いの収支を把握していない
夫と妻が、自分の収入と支出を自分だけで管理し、相手に公開していない場合、貯金ができていないケースがあります。
独身時代と同じような感覚で、必要な生活費をのぞいた残りのお金を全て自分のお小遣いとして自由に使ってしまっていると、計画的に貯金ができません。
相手にもお金の使い方を伝えていないので、夫婦のお金をお互いに確認するチェック機能が働きません。
2.家族の将来のマネープランを立てていない
みなさんは夫婦で将来のマネープランを立てているでしょうか。
マイホームの購入予定はあるのか、子どもの教育費は何年後までにいくら貯めるのか、老後資金の準備はどのように進めるのかなど。家族全体のマネープランを共有していない場合、貯金の必要性を感じず、お金がなかなか貯まらないという事態に陥ります。
3.先取り貯金ができていない
貯金を成功させるためには、夫婦で貯金の仕組みづくりが必要です。夫と妻が、それぞれ毎月のお給与から一定額を別の貯金用口座に移してしまう、先取り貯金を行っていないと、思うようにお金が貯まらない可能性があります。
夫婦で協力して家計管理を!
ダブルインカムの家庭では、夫婦お互いの収支を公開し、お金の使い方をチェックし合うと良いでしょう。
何年後にどのくらいお金が必要になるのか、家族の将来のマネープランを一緒に立てることが大切です。老後はいくら年金がもらえるのか、退職までにいくらお金を貯めるのか、資産運用を始めてみるのはどうかなど、将来のお金の計画を一緒に立ててみましょう。
そして、自分たちの収入から、毎月確実に先取り貯金を行い、強制的に貯金ができる仕組みづくりを行いましょう。先取り貯金をした分は、子どもの教育資金、マイホームの頭金、老後の資金などの原資となるでしょう。
まとめ
今は夫婦共働きは当たり前の時代となりました。ダブルインカムは、どちらか一方が働けなくなった場合のリスクヘッジとなりますし、その上しっかりと貯金できる仕組みを作れば、確実にお金が貯まっていきます。共働きなのにお金が貯まらないというご家庭は、今回ご紹介した内容を参考にしながら、ぜひ自分たちの生活を見直ししてみましょう。