NGその1. 留守中もカーテンを開けっぱなしにしている
外出するとき、カーテンを開けるか閉めるかで電気代は大きく変わります。節電するのなら、カーテンは「閉める」が正解です。
外からの日差しをシャットアウトすることで、部屋の温度が上がるのを防ぎます。逆に開けっぱなしで外出するのはNG。室温が上がると、帰宅後にエアコンがフル稼働することになり、結果的に電気代がかさむ原因になるんです。
特に、日差しが強い南向きや西向きの窓は要注意! カーテンや遮熱タイプのレースカーテンを閉めておくだけで、直射日光による室温の上昇がやわらぎます。
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NGその2. 除湿モードを冷房代わりに使い続ける
エアコンは冷房と除湿、どちらを使う方が安いかは気になるもの。しかし必ずしも、どちらを使った方が電気代が安いとは言い切れません。
節電ポイントは「設定温度」を低くしすぎないこと。除湿機能はジメジメした日に効率よく湿気を取り除くためのもの。カラッと晴れた猛暑日に除湿運転をしても、効率よく室温は下がりません。
「とにかく温度を下げたい!」というような場合は、除湿ではなく冷房運転の方が部屋は一気に冷えるんです。
除湿はジメジメする日、冷房は猛暑日のように、それぞれの機能を上手に使い分けると節電になりますよ。
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NGその3. 暑かったらすぐに温度を下げる
エアコンの設定温度、何度にしていますか? 繰り返しになりますが、冷房の場合は設定温度が低いほど電力を使います。「ちょっと暑いな……」と思ったら、すぐに温度を下げるのはNG! それ、電気代がかさむ原因のひとつです。
温度を下げる前に、風量を上げてみましょう。設定温度は変わらないものの、風を強めることで涼しく感じられます。もちろん、風量を強めた場合も消費電力は増えるけれど、温度を下げることと比べたら微々たるもの。風量で調整できるようになると、夏のエアコン代に差が出るはずです。
エアコンの「なんとなく使い」に要注意!
夏のエアコン代は、ちょっとした使い方のくふうで節電できます。“なんとなく”の習慣が、意外と電気代を押し上げていることも少なくありません。
冷房の使い方を見直して、夏も快適に過ごしながら光熱費をおさえましょう。