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カーテンを開けっぱなしで外出する落とし穴。「夏の冷房」で電気代をムダにする“3つのNG習慣”

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2025.06.14

節約生活スペシャリストの三木ちなです。今年も全国的に厳しい猛暑になると言われています。すでに溶けそうなくらい暑い日がある中、早くもエアコンは欠かせない存在です。しかし、気になるのが電気代のこと……。ちょっとしたクセが、光熱費のムダにつながっているかもしれません。そこで今回は、エアコンの電気代が上がりかねない「3つのNG行為」をご紹介します。

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NGその1. 留守中もカーテンを開けっぱなしにしている

カーテンを開ける出典:stock.adobe.com

外出するとき、カーテンを開けるか閉めるかで電気代は大きく変わります。節電するのなら、カーテンは「閉める」が正解です。
外からの日差しをシャットアウトすることで、部屋の温度が上がるのを防ぎます。逆に開けっぱなしで外出するのはNG。室温が上がると、帰宅後にエアコンがフル稼働することになり、結果的に電気代がかさむ原因になるんです。
特に、日差しが強い南向きや西向きの窓は要注意! カーテンや遮熱タイプのレースカーテンを閉めておくだけで、直射日光による室温の上昇がやわらぎます。

◆「エアコン」の寿命記事も読む:「エアコン」のじつはやってはいけない“NG行為”

NGその2. 除湿モードを冷房代わりに使い続ける

リモコン出典:stock.adobe.com

エアコンは冷房と除湿、どちらを使う方が安いかは気になるもの。しかし必ずしも、どちらを使った方が電気代が安いとは言い切れません。
節電ポイントは「設定温度」を低くしすぎないこと。除湿機能はジメジメした日に効率よく湿気を取り除くためのもの。カラッと晴れた猛暑日に除湿運転をしても、効率よく室温は下がりません。
「とにかく温度を下げたい!」というような場合は、除湿ではなく冷房運転の方が部屋は一気に冷えるんです。
除湿はジメジメする日、冷房は猛暑日のように、それぞれの機能を上手に使い分けると節電になりますよ。

◆「エアコン」の寿命記事も読む:「エアコン」のじつはやってはいけない“NG行為”

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NGその3. 暑かったらすぐに温度を下げる

エアコン出典:stock.adobe.com

エアコンの設定温度、何度にしていますか? 繰り返しになりますが、冷房の場合は設定温度が低いほど電力を使います。「ちょっと暑いな……」と思ったら、すぐに温度を下げるのはNG! それ、電気代がかさむ原因のひとつです。
温度を下げる前に、風量を上げてみましょう。設定温度は変わらないものの、風を強めることで涼しく感じられます。もちろん、風量を強めた場合も消費電力は増えるけれど、温度を下げることと比べたら微々たるもの。風量で調整できるようになると、夏のエアコン代に差が出るはずです。

エアコンの「なんとなく使い」に要注意!

夏のエアコン代は、ちょっとした使い方のくふうで節電できます。“なんとなく”の習慣が、意外と電気代を押し上げていることも少なくありません。
冷房の使い方を見直して、夏も快適に過ごしながら光熱費をおさえましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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