まずは、レシートを見て「◎・〇・×」をつける
買い物をするたびにもらうレシートをすぐには捨てずに取っておいて、捨てる前に、次の3つに分けましょう。
- 買ってよかったもの
- 必要だったもの
- 無駄づかいだったもの
このように3つに分けたら、それぞれのレシートに「◎・〇・×」を書き込みます。
- 「買ってよかった!」と思ったものには◎
- 「必要なものだった」と思ったものには〇
- 「無駄づかいだった」と思ったものには×
次に「×」がついたものを買ったときの行動を振り返る
レシートを見返して、「×」がついた買い物は特に注意したいポイントです。
その時の状況を思い出してみましょう。
例:100円ショップで買った収納グッズ
「安いし使えそう!」と勢いで購入。サイズが合わず、使わないまま棚の奥へ……。
例:2着目半額につられてもう一着買った洋服
「2着目半額」だったからお得と思って買ったけど、好みでなかったのでタンスの肥やしに……。
例:コンビニでつい買ったスイーツ&飲み物
子どものお迎え帰りにフラッと立ち寄ったコンビニでついついスイーツと飲み物を購入。目的もなく立ち寄って、家にあるものなのに買ってしまった。
例:1回しか使っていない珍しい調味料
ネットで見たおいしそうなレシピを作るために珍しい調味料を買ってみたけど、結局1回しか使っていなかった……。
例:通販サイトの〇〇円以上で送料無料にするために買った雑貨
送料無料にしたくて、追加で買った雑貨類。結局部屋の隅でホコリをかぶっている……。
こうした“なんとなく……”の買い物が積み重なると大きな出費につながります。レシートを見て振り返るだけでも「次から気をつけよう」と思うことが大切です。
「レシート」にはその人のお金の使い方が現れる
「レシート」を捨てる前に見返すことで、自分の行動を振り返ることができます。
- イライラしていると無駄なものまで買ってしまう
- 安さにつられていつも無駄づかいしている
- フラッと入ったお店で不要なものを買っている
そんな自分のお金の使い方のクセが自然と現れています。
「家計簿は苦手」「毎日は無理」という人でも、このレシートを見直すだけの方法なら、今日からすぐに始められます。
まずは、1週間に一度。月に一度でもOK
完璧を目指す必要はありません。
週末にレシートを集めて、◎・〇・×の印をつけてみるだけでも、お金の使い方のクセがわかります。週に1回、月に1回でもいいので、自分にできるペースで始めてみることで、効果を感じることができたらそれでOKです。
気づくことが家計改善のスタート
お金が貯まらない原因は、「贅沢」ではなく、「無意識にしている浪費」かもしれません。この「無意識にしている浪費」に気づくことができたら、家計改善の第一歩です。まずは、今週のお買い物のレシートを見直すことから始めてみましょう!