(1)在庫を確認せずに買い物へ行く
スーパーでのムダな出費でよくあるのが、家にある食材を確認せずに買い物へ行ってしまうことです。
冷蔵庫に卵や牛乳、野菜、食パン、調味料などがまだ残っているのに、つい同じものを購入してしまい、使い切るのに苦労する人は、知らないうちに食費がかさんでいることもありますよ。
一方で、在庫がないのに買い忘れてしまい、もう一度スーパーへ行くはめになる人もいます。すると「せっかく来たのだから」と他のものまでカゴに入れてしまい、結果的に余計な出費につながることも。
ムダな買い物を防ぐには、買い物前に冷蔵庫や食品棚をざっと確認しましょう。足りないものだけをメモに残す習慣をつけることで、ムダ買いを防げます。
(2)新商品・限定商品コーナーについ立ち寄ってしまう
スーパーの入り口近くやレジ前には、季節限定のお菓子や新商品がずらりと並んでいます。見ているだけでもワクワクする売り場ですが、「ちょっと試してみようかな」とつい財布のひもが緩んでしまう場所でもあります。
「期間限定」と聞くと販売期間が終わるまでに何度も買いたくなったり、「新商品」を見るとつい試してみたくなったりする人も多いでしょう。そんな人は、思い切ってそのコーナーを見ないようにするだけでも、十分な節約効果があります。
どうしても気になる商品がある場合は、「週に1回だけ」「期間中に1回だけ」など、あらかじめルールを決めておくのがおすすめです。繰り返し買いすぎを防ぐことで、ムダな出費をしっかり抑えられます。
(3)目についた商品をついカゴに入れてしまう
スーパーの陳列は、できるだけ多くの商品を手に取ってもらえるように工夫されています。何も考えずに歩いていると、目に入った商品をついカゴに入れてしまい、気づけば予定外の買い物が増えていた……という経験がある人も多いのではないでしょうか。
こうした陳列の誘惑に負けやすい人は、あらかじめ「買うものリスト」を作り、それ以外は購入しないと決めておくのがおすすめです。さらに、誘惑の多いお菓子や惣菜コーナーにはできるだけ近づかないようにする、あるいはあえて用事の前に立ち寄って短時間で買い物を済ませるなど、時間制限を設けるのも効果的です。
たとえ毎日300円のムダ遣いでも、1か月で約1万円もの出費になります。小さな出費の積み重ねで家計を圧迫しないよう、日々の買い物習慣を見直してみましょう。
毎日少しずつのムダ遣いに気を付けて
毎日のちょっとした習慣の積み重ねが、気づかないうちに食費の大幅な増加につながっていることもありますよ。
もし食費の高いことが気になるなら、日々の中で数百円単位のムダ遣いに気づける工夫を取り入れてみましょう。




