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夏休みに意外とかかる…!「受験生の親」が知っておきたい“見落としがちな3つの費用”

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2025.07.31

家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。子ども達の夏休みが始まると、支出の増加が気になりますね。特に受験生の子どもがいるご家庭は、「こんなにかかるの?」と後から驚くこともあるかもしれません。そこで今回は、これまで1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた経験から、「受験生の子どもがいる家庭が夏休みに見落としがちな費用」をご紹介します。

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特集:40歳から知っておきたい「お金の知識」

(1)交通費

交通費出典:stock.adobe.com

受験生のいるご家庭では、塾の夏期講習や夏合宿、志望校の説明会など、受験に関連した外出が増えやすいものです。

夏期講習や夏合宿などのまとまった費用はすでに払い終えたご家庭でも、交通費を見積もっておらず、予定外の出費と感じることも。

特に、塾までの送迎が必要な場合や、親も一緒に参加する志望校の説明会への参加は、子どもの交通費だけでなく、親の交通費もかさむので合わせて準備しておきましょう。

(2)弁当や軽食の費用

軽食出典:stock.adobe.com

午前から午後までなど、長時間の夏期講習を受講するお子さんは、昼食用のお弁当を持たせる必要があることも多いものです。

加えて、夜間までになるお子さんは、昼食用とは別に夕食用のお弁当が必要になることも。

夜間のみの夏期講習を予定しているお子さんでも、塾の前に軽食をとることが多いため、受験期のお子さんには弁当や軽食の費用もかかりやすくなるものです。

お子さんにとっても親御さんにとっても大変な時期に差し掛かりますから、費用の面では慌てないよう、弁当や軽食などの費用もあらかじめ見積もっておきましょう。

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(3)秋・冬からの講習費

講習費出典:stock.adobe.com

夏期講習などのまとまった支出を払い終えても、秋冬に向けての追加講習や、模擬試験の申込費用なども、夏の終わりにかけてそろそろ案内が始まる時期です。

塾から追加の講習や模試の申し込みを打診されることも多くなりますので、あれもこれもと講習や模試を追加したくなる気持ちも分かります。

とはいえ、すべてに申し込むと金銭的に苦しくなると感じる場合や、お子さん本人のスケジュールが忙しくなりすぎ、かえって効率が悪くなると感じる場合は、思い切って必要なものだけに絞り込むという方法もあります。

お子さんが無理なくこなせる量を見極めながら、お子さんの様子的にも金銭的にもバランスのとれた塾とのおつきあいを検討するのも一つの方法です。

これから受験に向けて費用が増えやすい時期に

受験生の夏の費用出典:www.photo-ac.com

いよいよ受験に向けて、ラストスパートが始まる時期です。

他のお子さんがこれだけ費用をかけて受験勉強をしているなどと聞くと、焦ってしまう親御さんもいらっしゃいます。お子さんひとりひとりの様子をしっかり確認した上で、ご家庭の金銭事情にもあわせながら、納得のいく選択を心がけましょう。

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著者

あき

あき

東京都在住。夫、子供3人の5人家族。家計簿&家計管理アドバイザー。 節約主婦として日本テレビ「ヒルナンデス」、NHK「人生レシピ」フジテレビ「バイキング」などに出演。著書に「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他。 もともとは超がつくほどの現金主義だが、最近はほぼ全額キャッシュレス決済。ポイ活や家計簿アプリにも詳しい。

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