(1)おしゃれ着用洗剤
おしゃれ着やデリケートな衣類専用として販売されているのが、「おしゃれ着用洗剤」です。「手洗いモード」や「ドライコース」と併用することで、より安心して洗えるメリットがあります。
しかし、節約上手な人の中には、これをあえて買わない選択をしている人も少なくありません。通常の洗濯用洗剤に加えておしゃれ着用洗剤を購入すると、その分コストが増えてしまうためです。
また、節約上手な人の多くは、専用の洗剤がなければ洗濯できないようなデリケートな衣類よりも、丈夫で洗濯に強い素材の服を選んで購入する傾向もありますよ。
もちろん、どうしても欲しいデリケートな衣類まで購入を控える必要はありませんが、そもそもデリケートな衣類の数を減らすことで、おしゃれ着用洗剤の使用頻度自体を抑えることができ、結果的に日用品の支出を抑えることにもつながります。
(2)芳香剤
芳香剤は、トイレや玄関、リビングなど、住まいのさまざまな場所に置かれる定番アイテムです。CMや広告などでは、「香りのある暮らし」が魅力的に紹介されていますが、節約上手な人の中には、あえて買わない選択をする人も少なくありません。
香りを楽しむ暮らしは心地よいものですが、日用品の出費を抑えたいなら、香りにこだわりすぎない暮らし方を意識するのも一つの方法です。
それでも香りにはこだわりたい場合は、リビングや玄関など、特に気になる場所だけに絞って取り入れるのがおすすめです。家中に置くのではなく、メリハリのある使い方を意識することで、節約と満足感の両立も可能なはずですよ。
(3)消臭剤
消臭剤は、意識しないうちに習慣的に購入してしまいがちな日用品のひとつです。トイレや靴箱、ゴミ箱の周りなどに設置している家庭も多いですが、節約上手な人の中には「実はなくても困らない」と感じ、購入をやめているケースも少なくありません。
市販の消臭剤は、一見便利に思えますが、時間が経つとにおいが戻ってしまったり、香りでごまかすだけで根本的な消臭にはつながらない場合もあります。
そんなときは、消臭剤だけに頼るのではなく、洗剤の見直しや靴の陰干し、こまめな換気など、臭いの原因自体にアプローチする方法に切り替えるのも有効です。
何でもお金をかけて解決するのではなく、手間をかけて工夫する視点を持つことで、日用品の出費を抑えることにつながります。
なくても困らないものから節約を
「当たり前のように買っていたけれど、実はなくても全く困らなかった」と感じる日用品は意外と多いものです。
一度買う習慣がつくと、なんとなく必要だと思い込みがちですが、日用品費が高いと感じるなら、改めて本当に必要なものかどうかを見直してみることから始めてみましょう。