片付ける場所1.お金の出入り口「お財布の中」
節約が苦手な人のお財布は、余計なものがいろいろ入っている傾向があります。
毎日溜まっていくレシートは、1日の終わりにお財布から全て出して1か所にまとめておきましょう。この時に「確定申告まで」「クレカの引き落とし日まで」など保管期間ごとに分けておくと、捨てるタイミングが分かりやすくなります。
また、以下が入っていたら気付かないうちに無駄遣いやお金の管理ができないなどの節約ができない行動をしているかもしれません。
- 時々しか行かないお店のポイントカード
- 生活費用以外の銀行のキャッシュカード
- 3枚以上のクレジットカード
片付ける場所2.重要度で分類「書類棚」
節約上手な人は、例えば保険証券や契約書など大切な書類を必要な時にすぐに取り出せるように保管しています。家にある書類は、重要度によって期限を決めて保管しましょう。
<重要度:高(長期保管)>
不動産の権利書、各種契約書、保険証券、年金手帳(基礎年金番号通知書)など
<重要度:中(数カ月~数年)>
レシート・領収書、クレジットカードの明細、通帳、家電の保証書、寄付金受領証明書(ふるさと納税)、給与明細、源泉徴収票など
<重要度:低(保管の必要なし)>
DM、家電の取扱説明書
例えば、年末調整や確定申告で必要になる保険料の払込証明書や寄付金受領証明書、医療費控除関係のレシート・領収書は年末までまとめて保管しておけば、申告の時に慌てることがなく申告漏れの心配もなくなります。
片付ける場所3.個人情報の流出が心配「パソコン・スマホの中」
パソコンやスマホを上手に利用すると、家計簿アプリやスマホ決済、ネットバンキングやネット証券など、便利にお得に家計管理や資産運用をすることができます。また、ネットショッピングや動画配信サービスなども利用できて便利です。
ただし、その便利さゆえに「とりあえず」と利用したアプリやサイトをその後ほったらかしにしている人も多いと思います。
例えば、ネットで買い物をする時に登録した住所やクレジットカード情報などの個人情報をそのままにしていると、不正利用される可能性が高まります。また、メルマガや広告メールがたくさん入ってきて削除する手間がかかったり、広告につられて要らない買い物をしてしまう可能性もでてきたりします。
利用していないサイトのアカウントを削除する、ショップからのメール配信を停止するなど、パソコンやスマホの中も定期的に片付けましょう。
片付けは、後回しにすればするほど面倒になります。特に、家庭の中でもお金の情報が集まる場所は、どれを捨ててどれを残しておくのか選択に迷い後回しにしがちです。
しかし、いつでも必要な情報が取り出せるように定期的に片付けをしておくと、自然と家計の流れもわかりやすくなり、マネーリテラシーを高めることに繋がりますよ。