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電気代が高くなる「石油ファンヒーター」の“NGな使い方”3つ「無意識にやってた…」「気を付けます」

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2025.02.16

節約スペシャリストの三木ちなです。立ち上がりが早くすぐに温まる「石油ファンヒーター」は、メインの暖房器具として使う方も少なくないでしょう。燃料に灯油を使うため、「電気代はそこまでかからない」イメージもありますが、じつは間違い。ここでは、光熱費がかさむ原因になる「石油ファンヒーターのNGな使い方」についてご紹介します。

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NGその1.部屋の大きさとヒーターの対応畳数が合っていない

ヒーターで暖まる人出典:stock.adobe.com

石油ファンヒーターは見た目こそコンパクトな暖房器具ですが、「対応畳数」は製品によって異なります。部屋の広さにヒーターの性能が合わないと、いくら運転しても室温はなかなか上がりません。
対応畳数は4.5~12畳と幅があるため、部屋の広さに合うものを選びましょう。室内をしっかり暖めて暖房効率をアップするためにも、実際の広さよりも2畳ほど大きなゆとりのある石油ファンヒーターを選ぶのがおすすめです。

NGその2.設定温度が高すぎる

暖房器具のスイッチ出典:stock.adobe.com

室温を維持するために、高めの温度設定のまま運転するのは考えもの。温度が高いほど、電気代はもちろん灯油も消費します。
製品によって異なりますが、温度を「強」から「弱」に設定するだけで、1時間運転したときの電気代に20円以上の差が出ることも……。1日8時間の使用を想定しても、160円の節約になるんです。1ヵ月に換算すると、設定温度がどれだけ節電に効果的かが分かります。
また、設定温度を少し下げても快適に過ごせるよう、こたつを含む暖房器具の併用や上着を1枚羽織るなどくふうしてみましょう。

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NGその3.メンテナンスをさぼる

ホコリ出典:stock.adobe.com

エアコンのお手入れが節電につながるように、石油ファンヒーターもこまめなメンテナンスが重要です。
石油ファンヒーターの背面にあるファンフィルターや、温風吹出口に溜まるホコリをていねいに取り除きましょう。ホコリが溜まったまま運転すると、暖房効率が落ちるだけでなく、湿気で絶縁不良になり火災を引き起こす恐れがあります。
正しいお手入れ方法については、必ず製品の取扱説明書を確認のうえ行いましょう。

節電すると灯油代も節約できる

石油ファンヒーターは灯油をメインで使用するため、消費する電力は少なめです。
しかし、節電を意識して暖房効率がアップすれば、灯油のムダな消費も減ってランニングコストが浮きます。
まだまだ続く厳しい寒さ、石油ファンヒーターの使い方を見直して家計の負担を軽減しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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