1世帯あたりの平均貯蓄額は2000万円越え!
まずは、日本の平均貯蓄額をチェックしていきましょう。総務省の家計調査報告(貯蓄・負債編)2025年(令和7年)平均結果によると、2025年の2人以上世帯における1世帯当たり平均貯蓄現在高は2059万円となっています。これは、前年に比べ3.8%増で、7年連続の増加となっています。また、比較可能な2002年以降で最多の貯蓄額となっています。
なお、2人以上世帯の貯蓄保有世帯の中央値(貯蓄額を小さい方から並べたときに、真ん中になる値)は、1264万円です。
「貯蓄額が2000万円以上ある」と聞くと、「この家庭は生活に余裕がありそう」「日々お金のやりくりに苦労してないだろうな」などの感想を持つかもしれません。しかし、実際は、貯蓄額が2000万円以上あっても、将来のお金に不安を感じている人が多くいます。その理由は、いったいなんでしょうか……?
貯蓄が増えてもお金の不安が消えない理由3つ
貯蓄がある程度あるにも関わらず、お金の不安が消えない理由をチェックしていきましょう。
1.マネープランが立てられていない
「これから必要となるお金はいくらなのか」「それに対して貯蓄は足りているのか」。そういった具体的なマネープランが立てられていない場合、いくら貯蓄があっても、将来に対するお金の不安は消えません。
逆に、貯蓄額が少なくても、これから10年くらいのうちに必要となるお金を大体把握しており、それに向けた貯金計画があれば、お金の不安は減らすことができます。
老後の生活までとなると、イメージがつかないという方もいるかもしれませんが、まずは、今から10年間のうちに必要となるお金を確認してみましょう。子どもの進学費用や住宅ローンの支払い、車の買い替え費用など、大きな出費をチェックするだけでも、これから必要となるお金が大体分かります。それとともに、その出費を賄うだけの貯蓄がすでにできているか確認してみてください。
2.資産運用を行っていない
「今の貯蓄で足りているのか」と不安を感じている方の中には、資産運用を行っていないケースがあります。非課税で資産運用ができる「NISA」や、「iDeCo」と呼ばれる個人型の年金制度を利用して、コツコツと資産運用を行うと、貯蓄や老後の生活への不安が解消されるかもしれません。
「資産運用は、損をしそうで怖い」というイメージを持っている方も多いでしょう。しかし、正しい知識を身につけ、少額からでも投資を行えば、長期間かけてお金が増えていく可能性があります。
ただ日々倹約をして貯蓄するだけではなく、お金を増やす資産運用を行うと、「自分はお金に対して積極的に動いている」という自信にもつながります。
3.経済ニュースに振り回されている
物価高や不安定なエネルギー価格、増税、世界情勢など、日々生活していると、様々な経済ニュースが流れてきます。このような情報を聞くたびに、「これからの生活は大丈夫なのか」「今のままでお金は足りるのか」と不安感を感じる人はいるかもしれません。
確かに、世界の経済ニュースにアンテナを張ることは、社会人として重要です。しかし、日々のニュースに一喜一憂していては、お金に対する不安感が募ってしまうだけでしょう。
ニュースはあくまでも情報として受け取り、「自分の家計や生活は、ちゃんとやりくりできているからこのままで大丈夫」という確信を持つことが大切です。毎日の経済ニュースに振り回され過ぎないよう注意しましょう。
お金の不安を感じない人生へ
頑張って貯蓄をしているけれど、いつもお金に不安を感じているという人は、どうして不安が消えないのか考えてみることが大切です。今回ご紹介した内容を参考にしながら、自分が感じている不安の原因を分析してみましょう。そして、具体的なマネープランを立てる、資産運用を始めるなど、実際に行動を起こしてみると、お金に対する不安が減るかもしれません。ぜひ、お金の不安を感じない、軽やかな人生を目指しましょう。




