40代の平均所得と支出
まずは、「世帯主が40代の家庭」の平均収入と支出をチェックしていきましょう。2025年家計調査報告「世帯主の年齢階級別家計収支(二人以上の世帯のうち勤労者世帯)」によると、世帯主の年齢が40~49歳の2人以上の勤労者世帯における可処分所得と消費支出は以下の通りとなっています。
40代の可処分所得:1ヶ月平均578,733円
可処分所得とは、所得のうち、税金や社会保険料など天引きされるものなどを除き、個人が自由に使うことができるお金を指します。
40代の消費支出:1ヶ月平均353,622円
消費支出とは、家計において商品やサービスを購入するために使う生活費を指します。
世代間で所得・支出を比較すると、所得が最も多くなるのは、40代世帯で、50代になると減少していきます。全世代の平均の可処分所得は約53.2万円です。
また、支出が最も多くなるのは、50代世帯で、50代世帯の平均消費支出は月約37.5万円となっています。全世代の平均消費支出は月約34.6万円です。
そのまま貯金したら4年で1000万円が可能
では、「40代世帯が1000万円の貯金を達成する方法」をチェックしていきましょう。貯金は、毎月の収入から、その月の生活費を差し引き、残った金額を貯めていくことで達成できます。
先ほどご紹介した通り、40代世帯の自由に使える毎月の所得は約58万円、生活に使う支出は約35万円です。単純に計算すると、毎月23万円(58万円-35万円)の貯金が可能となります。そして、月23万円の貯金ができると、年間貯金額は276万円(23万円×12ヶ月)、なんと4年で貯金1104万円、5年で貯金1380万円となります。
平均的な所得と支出で生活をしている40代の世帯でも、収入から支出を差し引いたお金を貯金するだけで、実は4年で貯金1000万円を達成することが可能です。
※消費支出には住宅ローン返済は含まれません。住宅ローン返済中の世帯では、黒字額からさらにローン返済分を差し引いた金額が実際に貯金に回せる金額となります。
毎月の貯金額は頑張り過ぎずに調整を
もちろん、ここでご紹介した所得金額や生活費はあくまでも平均値なので、すべての家庭がうまくはいかないでしょう。お子さんが多い家庭は生活費や教育費が多くかかるほか、妻がフルタイムではなくパートタイムの場合などは所得金額が平均値より低いケースもあります。
そこで、貯金1000万円の達成目標を4年ではなく5年に設定してみましょう。毎月の貯金額が平均値よりも少ない家庭や、臨時出費が多い家庭でも、目標を5年間とすれば、1000万円を達成できる可能性が上がります。計算上、毎月17万円の貯金ができれば、5年で1000万円の貯金が可能です。
「先取り貯金」がカギ
貯金を成功させるには、毎月、お給与が支払われた段階で、その月の貯金分を別の口座に移し、そのお金はなかったものとして生活をやりくりするのがおすすめです。この「先取り貯金」をしっかり仕組化すれば、5年で1000万円も夢ではありません。
また、ボーナスを上手に活用し、ボーナスを全額貯金すると、より早く1000万円が達成できるでしょう。
5年で貯めたい金額を具体的に
みなさんも、毎月の収入と支出を計算し、どのくらい貯金ができているか確認しましょう。そして、これから5年間でいくら貯めるのか、具体的な目標を設定するのがおすすめです。貯金目標を設定すると、働くモチベーションにつながったり、無駄使いを減らしたりすることができ、さらに“貯金欲”を高められるでしょう。
40代世帯が5年で1000万円を貯めることは、決して無理な夢物語ではありません。先取り貯金を行えば、平均的な家庭でも、貯金1000万円は実現可能です。今回ご紹介した内容を参考にしながら、ぜひ自分たちの貯金戦略を考えてみてはいかがでしょうか。



