(1)不必要に買い急ぐ
最近の物価高を受け、これからますます物価が上昇しそうだから今のうちに買えるものは買っておいた方がよいと、何でも不必要に買い急いでしまう人も見られます。
もちろん、今後大きく値上がりすると予測されるもので早いうちに購入しておいた方がお得な商品もあると思いますが、スーパーで数十円の値上げが予定されている食品を買い急いでも、それほど大きく節約できるわけではありません。
むしろ慌てて買い急ぐことで、冷静な買い物ができずに、余計なものまで購入してしまうリスクが上がることもありますよ。いくら物価高でも、何でも慌てて買い物をするのではなく、必要なものを冷静に見極めて購入するように心がけましょう。
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(2)値引き額に左右される
物価高の最近だからこそ、少しでも安くなっているものを購入しようという気持ちになるのも理解できます。
とはいえ、値引き額ばかりに目が行くと、こちらも必要なものを購入する、買い物の本来の目的から外れてしまうことになりかねません。また、欲しいものではなく安いものを選んでばかりいると、生活の質が下がったと感じやすく、買い物の満足度も下がってしまいます。
スーパーで購入する菓子類なども、それほど好みでない特売品を頻繁に購入するより、少々値上がりしても好みの菓子を頻度を落として購入する方が、買って良かったと満足感を感じられるでしょう。物価高とはいえ値段だけを見て購入するのは控えた方がよいでしょう。
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(3)なんでもストックしようとする
これからの物価高を考えて、日用品や調味料などを必要以上にストックする人も見受けられます。
もちろん、ある程度のストックであれば、多少の出費を抑える効果が見込めますから、商品を絞って数点ストックする程度であれば問題ないでしょう。
しかし、あらゆる商品をストックしておかなければと思うあまり、収納を大きく使いすぎてしまったり、支出が多くなりすぎてしまったりする人は注意が必要です。
目先の支出を減らしているように見えても、ストックのし過ぎにより、ストック商品を管理しきれず、どこにしまったのか分からなくなってしまったり、食品であれば知らないうちに期限が切れてしまったりといった別の問題を引き起こしかねません。
将来の家計のためにと思う気持ちは分かりますが、ほどほどにとどめておかなければ、かえって損をする原因にもなりますので気をつけましょう。
物価高に焦りすぎは禁物
毎月のようにあらゆるものが値上がりしている最近は、これからのさらなる物価高に不安がよぎってしまいますよね。
とはいえ、将来の物価高の対策のために、今過剰な支払いをすることが必ずしも得策とは考えにくいため、今一度冷静な目で買い物をすることを心がけましょう。