(1)その時しか使わない珍しい調味料
食費が少ない人は、調味料ひとつにしても食費のことを考えて、その時しか使わない珍しい調味料はできるだけ買わない人が多く見られます。
一方食費が高い人は、初めて作る料理のために、あれもこれもと調味料を買い込み、使いかけのまま長期間放置してしまうことも。
本格的な料理にこだわりたい人にとっては欠かせない調味料ですが、年に1回しか使ったことがないような調味料は、今後は買い控えるなどの工夫も必要ですよ。
(2)こだわりすぎる調味料
食費が少ない人は、調味料にこだわることはあっても、こだわりすぎない人が多く見られます。なぜなら、味や産地、メーカー、原材料などにこだわりすぎると、価格面でもきりがないと考える人が多いからです。
一方、食費が高い人は、調味料ひとつにしてもこだわりすぎてしまい、どんな高価な調味料であっても良いと思えば買うという人も見られます。
もちろん、こだわりの調味料があることが悪いわけではありません。食事にこだわりをもち、おいしさを追求するのはむしろ素晴らしいことのひとつでしょう。ただし、食費が高いと悩むほどであれば、こだわりすぎといえます。こだわりを持つのであれば、全く負担と思わない範囲でこだわるように心がけましょう。
(3)同じような調味料
同じような調味料でも、メーカーによって微妙に味が異なることも多いものです。そのため、食費が高い人は、同じような調味料がすでにたくさんあるにも関わらず、お店に行くとつい同じような調味料の新商品などを試したいと思ってしまいがち。なかには、さまざまな調味料を試してみた結果、お刺身にはこの醤油、料理にはこの醤油と、醤油一つでも料理によって数種類を使い分ける人もいます。
同じような調味料の使い分けは、おいしく食事をするうえでは欠かせないポイントの1つになるでしょう。しかし、常に買わなければならないストックや使いかけの調味料が増えてしまい、いつの間にか使うのを忘れてダメにしてしまうことにもなりかねません。いくら定番の調味料であっても、いつまでも使い終わらない調味料が増えるのは、食費を節約することにはつながりにくいものですよ。
食費の少ない人は、できるだけ少ない種類の調味料を最後まで使い切る人が多いので、食費が高いことに悩んでいて、同じような調味料がいくつもある人は、調味料の種類を絞ることも検討してみましょう。
「たかが調味料」ではない
食費が高い人は、これぐらいならと目先の金額しか考えない人が多いものです。そのため、たかが調味料と考え、欲しいものを思いついた時に買ってしまうことで食費が高くなってしまう人もいるものです。
毎日少額の節約が積もり積もって大きな節約にもなるものですから、食費が気になる人は小さな支出にも気を配る習慣をつけましょう。