NG1.ボーナスが入る前から使う
まとまったお金が入ってくるボーナスの時期になると、「ボーナスで払えばいいか」と、ボーナスが入る前から買い物を始めてしまう人も多く見られます。
ある程度の額で納めたつもりでも、いざボーナスの時期になると、ボーナスからの支払いが一気に重なり、ボーナスの後に使えるお金がなくなってしまう人も。
ボーナスが入った後に、やっぱりこれが欲しかったと思っても、先に使ってしまったお金は戻りません。
ボーナスが入る前の時期は、購入するものをじっくり考えて厳選し、ボーナスが入った後に、使っても問題ないと思える額だけ使うようにすると、衝動買いを抑え、冷静な買い物をするきっかけにもなりますよ。
NG2.なんとなく使う
ボーナスが入ったらあれも買いたい、これも買いたいと計画していたものの、いざとなると、何に使ったのか分からないうちになくなっている……という人も多く見られます。
このような人は、入った額は把握していても、出ていく額を把握していないことが多く、ボーナスが入った気の緩みから小さな散財を繰り返してしまう傾向があります。
使った感覚がないままお金がなくなることが多い人は、小さな支出でも積み重なると大きな支出になることを自覚し、カードの利用明細を確認する習慣をつけるなど、自分がいくら使ったのかを把握することから始めましょう。
NG3.全額支払いに回す
せっかくボーナスが入っても、毎月の赤字の穴埋めや、住宅ローン、車のボーナス返済、塾の季節講習代などに回ってしまい、自由になるお金が全く手元に残らない人も多く見られます。
うちは支払いが多いから……とあきらめてしまう人も多いのですが、このようなボーナス頼みの支払いが多い家計の人は、ボーナスが自由に使えないだけでなく、ボーナスが減額されたなど家計の急変により、家計が大きく崩れるリスクも高くなります。
ボーナスからの支払いが多い人は、毎月の給料からも一定額をとりわけ支払いに備えたり、これからのボーナス払いをできるだけ避けたりするなど、普段からボーナスからの支払いを減らす工夫をしておくと安心です。
せっかくのボーナスは大切に使って
まとまった額のボーナスが入るのは嬉しいものですよね。
しかし、有効に使うことができなければ、せっかくのボーナスも家計のプラスにならない可能性も出てきます。
せっかくのボーナスですから、お楽しみにも貯蓄にもバランスよく配分して、満足度の高い使い道を確保しましょう。