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日々の生活への影響は?「2025年の物価や日本経済」の見通しを解説!

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2025.03.02

物価や日本の経済情勢は、私たちの毎日の生活に大きな影響を与えます。2025年がスタートしましたが、今年の物価や日本経済はどのように変化するのでしょうか。今回は、日本銀行が公開している資料を使い、2025年の経済や物価の予測について、ご紹介します。

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2025年 物価の予測

日本銀行が2025年に公開した「経済・物価情勢の展望(2025年1月)」によると、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、2024年度に2% 台後半、2025 年度に2%台半ばとなったあと、2026年度は概ね2%程度となると予想されています。つまり、2025年は、2024年に比べて2%以上アップするという予測です。

物価が上がる理由としては、輸入品の物価の上昇や、人手不足による賃金上昇などの影響があると考えられます。また、米国の物価も高水準で推移すると見込まれており、日本でも2025年は2%以上は物価が上がる見込みです。

物価高イメージ出典:stock.adobe.com

特に、昨年政府が行っていた、ガソリン・電気・ガス代の負担緩和策が縮小・終了したため、2025年はエネルギー価格が上昇すると考えられています。さらに、野菜や米、パンなどの食料品の価格は、2025年も引き続き値上げが行われています。

私たちの生活に身近な商品の値段が上がっているので、家計負担が増え、生活が苦しいと感じる方もいるかもしれません。

<消費者物価指数の見通し(前年比)>

  • 2024年度:2.6~2.8%アップ
  • 2025年度:2.4~2.5%アップ
  • 2026年度:1.8~2.1%アップ

悩む主婦出典:stock.adobe.com

日本の経済の見通し

次に、2025年の日本の経済の見通しについて確認していきます。同じく、日本銀行の資料によると、2025年は、海外経済が緩やかに成長する中で、日本の経済も緩やかに成長する見通しとなっています。

具体的には、実質GDPが前年に比べて0.9~1.1%アップするという予測です。GDPが上がり、さらに物価が上昇することに伴い、私たちの名目賃金も増加すると予測されています。また、私たちの個人消費は、物価上昇の影響を受けつつも、賃金上昇により、消費増加が見込まれています。

物価が上昇しても、賃金が上がれば、家計は問題ありません。しかし、物価の上昇と賃金の上昇には、タイムラグがあるのが一般的です。先に物価だけが上がると、生活が苦しいと感じる方もいるかもしれません。

経済成長イメージ出典:stock.adobe.com

また、ウクライナや中東情勢等の状況次第や、中国経済次第では、不確実な要素が多いのも事実です。海外経済によって、日本の成長ペースが影響を受けるため、注視する必要があります。

<実質GDPの見通し(前年比)>

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  • 2024年度:0.4~0.6%アップ
  • 2025年度:0.9~1.1%アップ
  • 2026年度:0.8~1.0%アップ

まとめ

2025年は、経済がゆるやかに成長し、私たちの賃金もアップ、そして、物価も同様に増加するという見通しとなっています。日本の経済は、労働人口の減少による人手不足という問題に直面している他、為替、物価上昇、海外の情勢など、さまざまな影響を受けています。今回ご紹介した日銀の見通しに加え、今後も経済ニュースにアンテナを張って、ぜひ、日本経済や物価の動向に注目してみましょう。

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著者

下中英恵

下中英恵

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

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