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「損したくないからもうやめよう」は要注意。NISAで重要な“長期運用”をするための3つの心得

お金・学ぶ

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2026.02.11

新しいNISAがスタートして2年がたちました。お子さんの教育資金やご自身の老後資金のためにと、一歩を踏み出した方も多いのではないでしょうか。 資産運用の王道と言われる方法が「長期・積立・分散」です。世界経済の成長を味方に、コツコツと資産を育てる方法ですが、実はこの3つの中で最も難しく、かつ重要なのが「長期=続けること」なのです。

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特集:40歳から知っておきたい「お金の知識」

教えてくれたのは、ウェルスナビ株式会社 小松原さん

働く世代が豊かさを実感できる社会をつくりたいという理念に共感し、ウェルスナビにセミナー講師として入社。これまでに、1,000回以上の資産運用セミナーに登壇し、参加者からの多くの質問にも答えている。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。

なぜ資産運用を続けるのが難しいのか?

悩む出典:stock.adobe.com

資産運用を始めた時は長く続けるつもりでも、値動きが激しくなると「このまま続けていいのか」と焦ってしまうものです。これには、利益よりも損失の方が強く心に残ってしまう、という人間の心理も影響しています。人には、同じ1万円でも「得をした喜び」より「損をした悲しみ」を2倍強く感じてしまうという性質があり、行動経済学ではこれを「損失回避バイアス」といいます。 家族のため、未来のためを想う大切なお金だからこそ、資産が減った時に不安になるのは、ごく自然な反応です。
しかし、この時に運用をやめてしまうのが、最も避けたい事態です。

今回は、長期の資産運用を成功させるために、心に留めておきたい3つのコツを紹介します。

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1.「やめたくなる時がある」と知っておく

止めたい出典:stock.adobe.com

相場には波があります。過去30年を振り返ると、リーマンショックやコロナショックなど、株価が大きく下がる局面は幾度もありました。ですが、世界経済はそのたびに危機を乗り越え、長期で見れば成長を続けてきました。 

まず覚えておきたいのが、資産運用にはたびたび「やめたくなる時」が来るということです。大きく相場が下がり、積み上げてきたリターンが減った時は「売却して不安から解放されたい」と思う方も多いはずです。こういった「やめたくなる時」を知っておくと、冷静に対処しやすくなります。 

普段の生活に置き換えると、値下がりは「セール」のようなもの。同じ金額でも、安い時ほど資産を多く買い増せるチャンスです。そう前向きに捉えておくことが、継続の支えにもなります。

2.値動きを気にしすぎない

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SNSを眺めていると、他人の運用成績が気になってしまうこともあるかもしれません。しかし、大事なのは「自分に合ったリスク」で投資をすることです。ここでいうリスクとは、危険という意味ではなく「値動きの幅」を指します。 投資である以上は、預貯金よりは値動きがあります。

もし、下落した際に夜も眠れなくなったり、何度もスマホで評価額をチェックしてしまったりするなら、それはリスクの取りすぎというサインです。
長期・積立・分散の投資は、長い時間をかけてじっくり資産を育てるものです。無理なく続けるためにも、一喜一憂せずに構えていられる「リスク」を見つけることが大切です。

3.積立金額は「無理せず」

無理しない出典:stock.adobe.com

将来のためにと投資額を増やしたくなる時期もありますが、何より大切なのは「投資を続けられる家計の状態」を維持することです。生活費や近い将来に使う予定のお金を削ってまで積立にまわしてしまうと、いざという時に継続できなくなってしまいます。 

まずは「3か月続ける」などと目標を置いてみて、無理のない金額で続けてみましょう。その積み重ねが、将来への備えにつながります。

まとめ

資産運用を始めたばかりのうちは、投資していることも、積立していることも忘れるくらいの金額や値動きの設定で十分です。今の暮らしと、将来への備え、両方を大切にできる資産形成をめざしていきましょう。

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