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「お金が貯まらない人」が見直すべき“3つの固定費”「節約してるのに…」「削れないと思い込んでた」

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2025.11.02

家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。「節約しているつもりなのになぜか貯まらない」と感じている人はいませんか。今回は、これまで1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた経験から、「節約してるのに貯まらない人が見直すべき固定費」についてご紹介します。

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特集:40歳から知っておきたい「お金の知識」

(1)サブスクを見直す

サブスク出典:stock.adobe.com

固定費の見直しといえば、真っ先に挙がるのがサブスクです。「それくらい知っているよ」という人は多いものの、実際にしっかりと見直しを行っている人は意外と少ないのが現状です。

月額1,000円未満のサービスでも、積み重なれば大きな出費になります。例えば、月に5つのサブスクを契約していると、それだけで約5,000円の出費になる計算です。

最近では音楽や動画の配信サービスやオンラインゲームのサブスクに複数加入する人も増えており、知らないうちにまとまった金額を支払っているケースも少なくありません。

「知っている」だけで終わらせず、今一度、しっかりと見直すことが大切です。

(2)子どもにかかる費用を見直す

子供の習い事出典:stock.adobe.com

学費に加え、習い事や塾などの費用を次々に増やしてしまい、気づけば毎月かなりの出費に。いくら他の部分を節約しても赤字になってしまう人も少なくありません。

このようなケースでは、「子どもの費用は削れないもの」と思い込んでしまい、「頑張って節約しているのにお金が貯まらない」と感じる人が多いようです。

もちろん、子どもの教育費は大切な支出ですが、かけられる金額には限界があります。もし家計が苦しく、借金まで検討しなければならない状況なら、その“思い込み”を一度見直し、教育費の使い方についても冷静に見直しましょう。

「受験生だからどうしても今はこれだけの費用が必要」という場合でも、「いつまでに、いくらまでかけるのか」を明確にし、その後どのように費用を抑えていくかといった将来的なプランを立てておくことが大切です。

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(3)通信費

通信費出典:stock.adobe.com

最近では新しい通信機器が次々と発売されるため、定期的にスマートフォンやタブレットを買い替えたり、データ容量の多いプランを契約したりと、通信費は意外と出費がかさみやすい項目のひとつです。

一度に購入すると高額に思える通信機器も、「月々の分割払いなら安心」と感じる人は多いもの。しかし、家族全員分の端末代や通信料を毎月支払っていると、気づけばかなりの金額になっているというケースも少なくありません。

通信費を抑えるには、不必要な端末の買い替えを減らすこと、高額な最新機種にこだわりすぎないこと、Wi-Fiを活用し、データ容量の少ないプランで済ませられないか検討してみることなどを実践しましょう。

当たり前に払っている支出を見直そう

固定費の節約出典:www.photo-ac.com

「節約しているのに貯まらない」という人は、実は節約できないと思い込んでいる支出が意外と多いこともありますよ。

「これはもう削れない」と決めつけずに、あらためて支出を見直してみることで、意外な節約の余地が見つかることもあります。今よりさらに節約したいと考えているなら、まだ手をつけていない支出についても思い切って見直しを検討してみましょう。

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著者

あき

あき

東京都在住。夫、子供3人の5人家族。家計簿&家計管理アドバイザー。 節約主婦として日本テレビ「ヒルナンデス」、NHK「人生レシピ」フジテレビ「バイキング」などに出演。著書に「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他。 もともとは超がつくほどの現金主義だが、最近はほぼ全額キャッシュレス決済。ポイ活や家計簿アプリにも詳しい。

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