1.夏物の服
早くも秋ものが登場している8月、夏の衣類の値下げも少しずつ始まっています。店によっては、すでに大幅な値引きセールを実施しているところも!
半額など割引率が大きいと、「来年の夏も着られるし、今のうちに買っておこう」と思いがちですが、わたしはあえてセールでは買いません。多分着るだろう……はセールの落とし穴。来年はトレンドや好みが変わっている可能性がゼロではなく、“もしかしたら着ないかも”というリスクを見逃すと出費はただただ増えるばかりです。
サイズ感や体型の変化によって、「なんだか似合わない」と感じて結局タンスの肥やし……なんてこともあるあるではないでしょうか。服は“安いから”買うのではなく、“気に入ったから”買う方がムダになりません。気に入った服を来シーズンも大切に着る方が、家計にも自分にもプラスになります。
2.夏ギフト
お盆を過ぎると、お中元に使われる夏ギフトが安く売られているのをよく見かけます。立派な箱に入ったギフトが安く買えれば、なんとなくお得に感じますよね。
でも、ギフトはもともと人に贈るためのもの。自分で買って使うには割高なものばかりなので、割引されたからといってお得だとは限りません。
缶詰や調味料、ゼリーなどの詰め合わせが安くなっていると魅力的に見えますが、そもそも買う必要のないものなら余計な出費です。
3.レジャー用品
水着や浮き輪にプールなど、夏用のレジャー用品も8月に大安売りするショップも少なくありません。「来年の夏、海に行くかもしれないし!」と水着や浮き輪を安く買いたくなる気持ち、よくわかります。
でも、夏服と同じで安易な購入はおすすめしません。来年の予定はあくまでも未定であり、「使うだろう」と推測で買うと、結局使わなかったりサイズアウトしたりと出費だけがかさむ可能性があるんです。
浮き輪などのレジャー用品は、たとえ一度も使っていなくても時間とともに劣化する場合も。ゴム部分が弱くなったり色褪せしたりして「いざ使おうと思ったらダメだった」というケースもよくある話です。必要になったときに、必要な分だけ買う。これがムダな出費を防ぐ鉄則です。
「今じゃない」なら買わない!
ただでさえ出費がかさむ夏。「安いから買う」買い物を繰り返すと、たとえ安くてもチリツモで支出がどんどん大きくなります。
セールでお買い得品に出会っても、今必要なければ買わない。この強い意志を持つと、“買って後悔”を減らせるはずです。