1.ワンランクアップを演出する日用品
家計に無理がない人は、芳香剤や高価な柔軟剤などワンランク上のライフスタイルを演出する日用品を、あえて購入しない人が多く見られます。香りや高級感に一時的な満足はあっても、慣れてしまえば価格ほどの価値を感じなくなるうえ、買い続けることで、結果的にランニングコストがかさむためです。
とはいえ、決して質の低いもので妥協しているわけではありません。「いい香り」や「特別感」よりも、日常使いとしてストレスなく使えることを大切にし、シンプルな商品を選ぶ人が多いのです。
派手さや特別感よりも、安定した使い心地や余計な香りのない自然さを重視するため、結果として無駄な出費が抑えられ、家計のゆとりも生まれやすくなるのですね。
2.使用頻度の低い家電
新商品や話題の家電を見るとつい欲しくなってしまう人は多いものの、家計に無理がない人ほど、そうしたものを衝動買いすることは少ないです。「本当に使うのか」「置き場所はあるのか」「代用品で十分ではないか」といった視点で冷静に判断してから購入するため、買ってみたもののほとんど使わなかった……という家電は、結果的に少ない傾向があります。
逆に、家にほとんど使っていない家電が複数ある場合は、欲しいと思っても即決せず、少し時間を置いて冷静に考えるだけでムダな買い物を減らせます。「本当に必要なものか」をじっくり判断する習慣を意識してみるとよいでしょう。
3.トレンドになっている商品
SNSで話題のファッションや化粧品、冷凍グルメなど、今人気を集めている商品はどれも魅力的に見えますが、実際にはすぐに流行が過ぎてしまうものも多いですよね。
期間限定のトレンドを追いかけていると、次から次へと新しい商品が欲しくなり、出費がかさむこともあります。そのため、家計に無理がない人ほど、こうした商品はあえて手に取らないことが多いです。その代わりに、流行に左右されず長く使える服や、日常で無理なく使える化粧品など、生活の中で消費しやすいものを選ぶ傾向があります。
それでもトレンドを取り入れたい場合は、プチプラで少量に抑えるなど、割り切った買い方をする人も多いです。流行に流されやすい人ほど、支出を抑える工夫を意識してみましょう。
あえて買わないことで節約に
家計に無理がない人ほど、必ずしも高価なものや話題の商品に飛びつくわけではなく、「本当に必要か」を見極めた上で購入する傾向があります。
節約というよりも、合理的な選択を重ねることが家計のゆとりにつながります。必要なものだけを厳選して買う習慣を身につければ、無理なく出費をコントロールでき、家の中もすっきり整います。
