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「なぜかお金が貯まらない人」がまず見直すべき家計のポイント【年末年始が良いタイミング!】

働く・学ぶ

2025.12.27

何かとお金を使う機会の多い、年末年始。このタイミングで家計を見直してみるのはいかがでしょうか。お金の使い方を振り返り、おおまかな計画を立てることで、新しい一年のスタートを気持ちよく迎えられます。

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働く世代が豊かさを実感できる社会をつくりたいという理念に共感し、ウェルスナビにセミナー講師として入社。これまでに、1,000回以上の資産運用セミナーに登壇し、参加者からの多くの質問にも答えている。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。

支出を「固定費」と「変動費」に分ける

支出を「固定費」と「変動費」に分ける出典:stock.adobe.com

まず、家計の支出を「固定費」と「変動費」に分けて考えましょう。
固定費とは、毎月ほぼ一定額が必要な費用のこと。住居費、水道光熱費、通信費、保険料、サブスクリプション代などがあてはまります。変動費は、月によって変わる費用です。食費、交通費、娯楽費、日用品雑貨費などがあげられます。

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固定費を見直せば、効果は長期的

固定費を見直せば、効果は長期的出典:stock.adobe.com

家計の見直しは、まず固定費の削減から始めるのがコツです。一度見直せば、効果が長期的に続くためです。
通信費やサブスクリプションの契約を見返してみて、プランの見直しができないか、利用していないサービスはないかを検討しましょう。保険料の見直しでは、必要な保障内容になっているか、過剰な契約になっていないかなどを確認しましょう。

また、年末年始に親族と集まった際に、「自分の当たり前」を崩すヒントとして、互いの固定費について話してみるのもよいでしょう。「なんとなく払い続けているものが、実は必要でなかったかも」などと新たな視点を得られることもあるかもしれません。

変動費の見直しは「満足度」を軸に

変動費の見直しは「満足度」を軸に出典:stock.adobe.com

変動費の見直しは「満足度」を軸に考えるのがおすすめです。
家計簿やクレジットカードの明細などを見返してみて、こんなものはありませんか?

  • ついコンビニや自動販売機で買ってしまったもの。
  • 衝動買いしたけど使っていない衣類や日用品など。

「本当に必要だったか?」を自分に問いかけてみましょう。
こうした満足度の低い支出を削り、満足度の高いことにお金を使うように意識すると、より前向きに家計管理ができるのではないでしょうか。

「想定外」を「想定内」にする準備を

「想定外」を「想定内」にする準備を出典:stock.adobe.com

変動費の中でも特に注意したいのが、「毎月は発生しないが、一年のうちに発生する支出」です。
たとえば冠婚葬祭費用や、家電の買い替えなど、いざ支払いが必要となった時に「想定外の出費」となり、貯金を崩してしまったといった経験はありませんか?

年末年始のうちに、この1年間で想定外だった支出を思い出しておくことがおすすめです。来年も同じくらいかかるかもと見込んでおけば、「想定外」とならずに済みます。

まとめ

家計の見直しは、「節約」のためと考えるよりも、自分や家族が一年を快適に過ごすための準備と考えると、より前向きに取り組めるのではないでしょうか。新しい年を心地よく迎えるためにも、できることから、ぜひ試してみてください。

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